● ワンフェス用原型の複製に手間取りながらも、いてもたってもいられなくなって午後から東京都現代美術館に出動!そう「特撮博物館」に行きたかったんですよ!!すごいテンション上がりました!何が、スゴかったって、そのカオスぶり。東宝、ウルトラ系のプロップと並んで、マグマ大使とか、ライオン丸のピープロアイテムがあっさりと並んでる様は、ちょっと他の展覧会ではお目にかかれない光景。大伴昌司の「怪獣図鑑」的なごった煮感とよく似てますよ。博物学的な地平に立った、といっていいのかな?音声ガイドは一人500円とられるけど、これ実は必聴!特に、ウブな特撮初心者にも、その価値が理解できるようになってるので、とても価値があるガイドだと思います。内容は、基本、どの作品(「惑星大戦争」にも)にもやさしいんだけど、何故か「レッドマン」だけはDisってたのはなんでだろう。あと、マイティジャックのコーナーのガイドは、テーマソング流したりしてやけに力入ってた(笑)庵野監督の趣味だろうけど。ほんと、誰が書いたんだろう、あのテキストは。
● まあ、ほとんどの展示は撮影禁止なので、ラストの撮影コーナーに来た時のお客のはっちゃけぶりはスゴかったですけど!オレもほら「ここ来たら撮らなきゃ」のミニチュア撮影やってきました。(ここぞ!と16:9のアスペクトで撮影しました)
● この、ラストの撮影用のミニチュアの町並みが、またすごくよく出来てるんですよ。「巨神兵東京にあらわる」(展示内で公開されていたムービー)のプロップなんでしょうけど、すさまじいわ。
● ムービーのメイキング映像なんか見てたら、そのセットの規模のデカさにため息。しかも、極力「ミニチュア」でなんとかしよう、という姿勢が凄まじく、キノコ雲のエフェクトとかも、CGじゃなく基本は煙の輪っかを使って、操演で撮影しているというこだわりぶりに、オレは泣きましたよ。一体、予算いくら使ったんだ、このショートムービー!このムービーは、遠方でこのイベントに来られない人たちにも観て欲しいので、ソフト化熱烈希望。
● と、いうわけで今日のおもちゃ紹介は「特撮博物館」のおみやげ。「会場限定カプセルトイ『巨神兵東京に現わる』ヴィネット」(海洋堂/2012)。巨神兵Figmaもあったけど、こっちの方でもオレは満足。ガチャッた結果出たのが、3種のうちのひとつでしたが、これは巨神兵のプロップを作った竹谷隆之さんの原型をデジタル縮小したものだとの事。当たり!という事でいいのか?(個人的には、ダイナミックな鳥居ごしの構図が「三大怪獣 地球最大の決戦」のキングギドラへのオマージュになってるやつが欲しかったけど)
● どっちが先とかなんとかは置いておいて、このムービーの巨神兵は、フィギュア同様にヱヴァンゲリヲンのイメージを踏襲してます。
● いや、ほんと見応えのあるイベントでした。また行ってもいい!