「ぎょうざの満州 東明館」レポート
「ぎょうざの満州」(都内各所にあるチェーン店)が経営する、群馬県老神温泉の「ぎょうざの満州 東明館」を楽しんできました。
Twitterでは興味のある方が多そうだったので、まとめレポートを作っておきます。
老神温泉ってどんなとこ?
老神温泉は、都内から行くならJR前橋の先45分くらいの沼田駅。そこから更にバスで約50分ですが、バスの本数は1時間に1本くらいしかないです。
バスの終点に景勝地、東洋のナイアガラ「吹割の滝」があるので、本当ならここを見物してから折り返すこともできますが、このバスもコースがちょっとずれていて、1時間に1本くらいしかないのでかなり不便。我々は、吹割の滝からバス移動して「温泉郷入り口」なる看板(多分マイカー客向け)が出ているバス停で降りたものの、そこから街灯もなく、鬱蒼とした山道を1時間近く歩き続ける羽目になりました。あと1時間遅い時間だったらマジで心折れていたかと思います。行くには、相応の覚悟が必要ですね。沼田駅からまっすぐ行くべきでした!
「ぎょうざの満州 東明館」はこんな宿
お宿は、老神温泉の渓谷のすぐ横にあります(写真右)。本当に山深いロケーション。
宿泊費は、朝食付きで大人 6400円(税込)という格安プライス。
通常の温泉宿と違うのは、夕食は館内にある「ぎょうざの満州」で、ふつーに各自注文して食べ、その場でふつーに料金を払うというシステムです。
メニューは都内にある満州と同じ。お値段は満州料金なので、お腹いっぱい食べても一人2000円は食べられません(笑)。
ぎょうざは安定の美味しさだし、他の料理もチェーン店中華の味わいです。これをさみしいと思うか、楽しいと思うかは人次第ですね。
朝食は、水餃子付きのバイキング(こちらは宿泊料金内)。朝ゆえに炊きたてで出てくるからか、白飯は夕飯より美味しく感じるし、味噌汁もきちんと出汁をとったマトモな旅館のものと比べても遜色ないと思います。
ランちゃんに会える!
館内にスリッパはなく、室内ばきの靴下のようなものを使用。浴衣ではなく、満州のマスコット、ランちゃんの付いた作務衣を着用します。
漫画家の井上よしひささん(作品は存じ上げないのですが)も来館されたことがあるようでマッサージチェアのある休憩室にランちゃんの似顔絵のサイン色紙が飾ってありました。
早々、「ぎょうざの満州」内にも、お客さんが描いたのであろうランちゃんの似顔絵。愛されてますね、ランちゃん。
ちなみに、ランちゃんのネーミングは「ラーメン」の「ラ」と「チャーハン」の「ン」から取られているという豆知識は、満州ファンなら覚えておきましょう。
温泉は、「沸かし」ではありますが源泉掛け流しで湯の花が浮く、硫黄系のイカした泉質。温度も程よく、長湯もOKで実にいい湯加減。露天風呂もあります。値段からいったら十分以上のクオリティ。入浴時間は深夜12:00〜朝6:00まではNGという制限はあるものの、温泉の快適さは文句なしです。
とにかく、たどり着いてしまえば楽しいんです。
そもそも、温泉宿の夕飯とかって一泊5万円を超えるほどの高級旅館であっても「これは!」と思うような特別な食事が出てきたことがありません。上品だったり、豪華だったりするけど、味もそれに見合ったそこそこの料理。満足はしますけど、衝撃は受けない、という感じなんです。もちろん満州よりは立派ですけど、満足度を冷静に考えてみたら「旅することと、温泉の心地よさ」がお楽しみのメインなので、野郎どもの旅行に限っていえば、満州の食事でも十分!という感じもしないではありません。
冒険心のある方。不毛な旅をそれなりに楽しめる方には、ぜひとも「ぎょうざの満州」の聖地、東明館に遊びに行ってみてください!
ぎょうざの満州 東明館 公式サイト
http://www.mansyu.co.jp/oigami/toumeikan.html