● うちの近所のラーメン屋さんの話です。「がんこ一徹」というラーメン屋さんがあるんですよ。普通、ちょっとビビるじゃないですか?!「がんこ何とか」言うラーメン屋さんって、客が店員さんから「黙って食え!」とか、「レンゲなんか使うな!」とか怒られそうで。ところが、何故か、この店、すごく愛想の良い、童顔の店長さん一人でやってる店なんです(たまに奥さんが手伝ってる)。尋常じゃないくらい、愛想がいい!(笑)ほんとに、いつもにこにこ笑って接客してくれます。なんつーか、その店名とのギャップがすごいんですよ。

● このお店、なかなか個性的で美味いんですよ。特に、スープ。もやしがデフォルトで入ってる事もあって、一瞬、味噌ラーメンみたいな濁ったスープなんですが、飲んでみると味噌とは違う独特の味わい。流行の魚介系とも、豚骨系ともちがう。話を聞いたら、精進だし、という豆から旨味を抽出した、日本料理の文脈のだしをベースにしてるんだそうです。コクがあるのに、動物系じゃないから生臭さもなく、後味がすごいさっぱりしてる。珍品、で済ませるにはもったいない美味しいスープ。でも、なんだか特に評判になってるわけでもなさそうだし、固定ファンはいるんでしょうけど……。やっぱり、一見さん、店名にビビって入りづらいんじゃないかな?と思うんです。店長さん、実は、中野で古くからある日本料理店の息子さんで、日本料理の修行をしてるうちに、この「精進だし」の存在に気付いてラーメンはじめちゃった、という経歴なんだそうです。そのあたりを「一徹」とか、「がんこ」とか表現した店名なんだと思うんですが、オレ、そこは失敗してるんじゃないかなーと。本質と、表現方法は一致する事が必ずしも幸せな結果に結びつかないんですよね。

● 仕事で、ゲームタイトルのネーミングとか、商品のネーミングとか、する事あるんですが、「本質」にこだわりすぎると、ユーザーの欲求をきちんと受けとめられない事があるんじゃないかな?と。あ、テレビ番組のタイトルなんかも、そんな感じでしたね。名前は大事、と言いながら、「本質との微妙なズレ」の面白さだったりするんですよ。

● 昨日の日記読んでくれて「カリウムでも死ぬ!」ってメッセージくれた方、そりゃあ、ドクドク大量に注射すりゃあ死ぬとは思うけど、ああいう場面で犯罪に使う方がどうかしてるとは思う、という事が言いたかったんですよ。あと、誤解してもらっちゃ困るけど、ドラマ全体をつまらないとは言ってないんですよ。面白いとこも、ちゃんとある。でもつまんない所もある。それでいいじゃん。次回もたぶん観るし。なにしろ「銀狼怪奇ファイル」だって、オレは観てたんだから!

● なんか、TwitterのTLでちょっと話題になってたムービーは、架空の航空ショー(実際の航空ショーにCG合成)。ああー、この作者は前に、CGキャラを、縁日のムービーに合成してた人なんじゃないかな?別素材を持て来ているわりには結構、うまい事ハマってますよ。

● 今日は、たいした事書いてないけど、眠いので寝ますね。