● 今日は朝から時々雨という意外な展開だったけど、蒸し暑かった!10月まで残暑が続くとか、熱中症に注意とか言ってるけど、10月で「残暑」なんてありなの?そんな中、昼から駒込まででかけて出張講師の仕事。Googleの知識は現役でかなり役に立つんですよ。これだけ浸透したかにみえるGoogleのサービスも、スマホ中心で事足りている層にはまだまだ知られてないんです。この辺りの基礎知識で、もうかれこれ20年講師をやっていられるのってすごいな、と思います。いや、IT系で働いている人たちから見れば笑っちゃうような基礎知識で、ですよ。営利企業がやってるサービスなんで、Twitter同様、いつ消えてもおかしくないんだけど、よくもまあ……。Youtube握ったあたりがまたすごいもん。表面上はECサイトのAmazonだって、変わらずにあるし……こっちは、やっぱりAWSを握ってるところが強力なんだろうな。
● 手塚治虫の娘の夫、手塚憲一が軽く叩かれてて、なんだろう?と思ったらまたAI生成イラストでした。モチーフになったであろうどんぐり共和国のフィギュア画像が明示されたにも関わらず、AI生成だとは一言も付けづに「FANART」の一点ばりなのが不誠実なので、他の「FANART」も怪しく見えてくるという図式。「パッと見AI」を印象だけでAIと特定するのはさすがに慎重になってると思うけど、ここまであからさまな「元絵」が出てきちゃったらなあ……。よく考えたら、この人「AI手塚」企画をやってた人じゃないか!いずれにせよ、こんな形で「手塚」の名を見ると、悲しくはなりますね。
● ツイッターのタイムラインにスニーカーブームが終わった、みたいなnoteが流れてきて、え?どういうこと?と思ったら、高額のレアスニーカーブームのことでした。路面店にあさからぎょうれつができたりしてたのは知ってたけど、そこに並ぶ人たちはちょっとマニアな人たちと、中国人と、転売目的の人たちだったので「それをブームと言うの?」みたいな気持ちはあります。商材ということで言うなら「ガンプラブーム」の方が数的に「高級時計ブーム」の方が金額的に凄まじかったと思うので、それって業界内でのブームだったんだなという印象ですね。街のスニーカーショップではここ10年以上変わらず、女の子たちがレアでもなんでも無い、その時、その時の人気のスニーカーを買ってみんな「おそろい」で履いてるのは変わらないわけだから。オレも、スニーカーには結構好き嫌い、こだわりがあるんだけど、円安で高くなったなあ、と思うことはあっても「あの欲しいスニーカーが手に入らない」なんて事態になったこと、ここ20年ないもんな。プラモファンが「身近かったねえ、艦船ブーム」っていうくらい、世間にはなんの影響もないことだと思いますよ。
● そういう意味で「スニーカーブームが終わった」みたいな話って「商材」に関しての話なんですよね。例えば、狭い範囲だけど、一部のソフビも商材として転売屋が扱ってるけど、それって中国人(要するに富裕層)が買い漁ってるから供給が追いつかなくなって高騰するんですよ。高級時計はその構図だし、スニーカーもたぶん同じ現象なんじゃないかと思います。「お金持ちが熱中したおかげで市場で品薄になること」をブームと言うのかどうか、オレにはよくわかりません。多くの人が夢中になっちゃうのがブームなんじゃないの?って思うと、今はさしずめ……ダイソー、セリアブームなんじゃないかなあ?
● 彼女に託されたドールハウスを作るぞ!って言ってたんですけど、ついつい積んであったタミヤのランチアストラトスターボの箱に目が行って……組み始めることにしました。いや「組む」と行っても組む要素なんてほとんど無いんですよ。何しろ40年前のプラモだし、もともとは強力な14モーター積んで(当時のスタンダードは130モーターだった)爆走させるための、トイライクなプラモですから。今では、モーター走行に関するパーツが削除されて(一部、オンオフのスイッチが残ってたのには苦笑した)がらんどうのプラモです。だから、このプラモは「ちょっと塗って」、あとは「デカールを貼る」のがメインになるプラモなのです。このアリタリアカラーのランチアターボを再販売するために、しっかり版権を取得した苦労がパッケージ横のさりげないシールで確認できます!
● 基本、ボディは嫌いに白を塗装する自身がないので成型色生かしでやっちゃいます。どうせデカールは貼っちゃう箇所なんですが、リアウインドウのルーバーの成型色は黒。透けて色が濁ったりするのはちょっとやなので、軽くホワイトで塗っておきました。このままだと違和感あるけど、デカールで隠れちゃうので、この程度でいいかな。
● あと、よく見ていただくとわかると思いますが、リアウイングの基部の緑と、窓枠はマスキングして黒で塗装済みです。ここも本来はデカールを貼って、クリアーコートしてから塗れば、ツヤの差を表現できるんですが、今回はそこまでがんばっちゃうプレッシャー(デカールの上からマスキングテープ貼ってデカール剥がしちゃったりしたら目も当てられない)は無しにしたいので、先に塗っちゃう。もう潔く。
● しかし、このフロントノーズのギザギザスリット……。デカールはちゃんと馴染んでくれるのだろうか……。わかってはいたけど、不安が湧いてきます。ビクビクしていても前に進まないし、これはホビーなので失敗したら「ギャー!」で終わればいいだけの話。
● シートと座席、ドライバーも塗りました。40年前のキットだけど、塗ってみればそれなり。ヘルメットのデカールも控えめですね。今の技術だと1/24のドライバーのフィギュアってとんでもなくかっこいいんですけど、この当時はこれで最先端だったと思います。もちろん、オレより上手な人が塗れたもっと見栄えがするものになるとは思いますが、どうせ上からボディを被せたら見えなくなっちゃうので、チラッと覗いたときに「なんか色があればいいな」レベルで妥協します(自分の腕はこんなもの)。なので、塗装工程は約2時間ですみました。シタデルカラーを導入してなければもっと苦労していたはず。今や、道具や材料で「昔できなかったことができる」ようになりましたよ。スキルが上がったわけでもないんですよ。みんな、環境のおかげ。
● 当然のように、シャーシやハンドルなど、成型色が黒の部分は無塗装です。だって、完成したらよくわかんないもん。ここまで自分を追い込んだら、あとはデカールを慌てず、部分部分、数日に分けて貼っていくことにします。一気に貼ろうとすると絶対失敗する気がするので。