● 今日は休み!と決めたので、昼近くまで寝坊して、昼食は「しゃぶ葉」でめいっぱい食べて、喫茶店でコーヒー飲みながらゆったりして、と仕事から離れた1日を送りました。でも、明日以降がちょっと心配になったので夜になって、ちょこちょこ明日の仕事の前哨戦を……。このあたり、我ながらせこいなあと思っちゃいますね。
● まず『ラザロ』第4話。脚本が佐藤大だというので期待したら「なーんのアイディアもないプロット」にびっくりしちゃったんだけど、それでもお約束の筋道は30分1話完結のフォーマットに忠実で安心感はあるんです。さらにチームのアクションで見せる後半戦もあり(現実では無理と思われるパルクール的なアクションシーンもエスカレートしていてマンガならではの楽しさあり)で、「うん、今週も楽しめた」ってなるから不思議。要するに「スパイ大作戦」的なフォーマットに忠実なアニメなんですよ。ルーティンになってるけど、一定以上のクオリティがあればそういうことを毎週やることも大事、だと思うんです。何を観たいか?と言ったら。理屈や、裏切りよりも、まず「ヒーローのアクションが観たい」わけですからね。
● そして!やっと『新幹線大爆破』観ました。緊張感あるエピソードの積み重ねで物語を進めていくタイプの映画で面白かったです。中盤、社内の乗客のいさかいとか、あってしかるべきシーンなんですけど、そこがちょっとダルいくらい。序盤の滑り出し30分はもたもたせずに突き進むので気持ちを乗せていけます。中盤以降も「◯◯作戦」でいこう!みたいなノリで、いろいろ対策を練ってトライしていく感じは樋口真嗣が作ってるな〜!と思いました。そういうのを楽しむことって子供っぽいんだけど、オレは好き!画作りは『シン・ウルトラマン』的でもあるので、まんが映画好きな人にはおすすめです。
● ただ、犯人の周辺の描写に関しては、ほんとにさっぱりわからないので、ミステリとしては「本当にグダグダ」だと思うし、物語としてはおそろしく雑だな!と感じましたけど、まあ、バーっとやって、ガーッとなって、ドカーンってなって、というのを楽しむ映画、と思えばそこらへんはどうでもいいか……。丁寧にやったところで盛り上がる感じはまるでしませんからね。監督もそのあたりはリメイク『日本沈没』でやって(草彅と柴咲コウのロマンス)「そういうのは、興味ねえな〜」ってなったんだと思うし。日本沈没の反省点から樋口真嗣がひたすら、パニック映画づくりに没頭した、というところで面白くなったのだと思います。
● 映画といえば「新幹線大爆破」とはまるで違う路線で、先日までちょっと気になることがあったので、蓮實重彦の本なんか読んでたんですよ。ドゥルーズの映画論をめちゃくちゃけなしてるパートが一番面白かったです。「おまえのことは一目置いてるけど、映画に関してはシロートが何いってんだよ!」という感じでしたね。そのとおりだ。でも、オレは蓮實重彦の評価する映画の良さもいまひとつわかんない(理屈はわかるけど、映画に求めているものが違うんだろうな)んですよ。
● で、退屈な数日間だったので、もっと楽しいやつを!と思って「このミス」受賞作の『ファラオの密室』を読み始めました。ミステリなんですけど、舞台が古代エジプトなの。キャラクターが王のミイラを作る係の人だったり、死んでミイラになったけど冥界から拒否されて3日間だけ生き返った人とか、そんな人ばっかりなの。読み始めて、なんかすげえ!って思っちゃいました。まだ序盤でストーリーがどこに向かっていくのかわからないんだけど、そんな話についていけるのかな?
● 彼女が「竜のエドワード」欲しさに手を出したガチャガチャの「ART IN THE POCKET ムーミン」。「おばけ」がダブりまくって、挙げ句にスニフ!オレはスニフ好きなので、もらうことになって代わりに回したらちゃんとエドワードが出たのでめでたし、めでたし。エドワードだけサイズも大きくて塗装も立派で、いわゆる「当たり」なんですけどアソート数はどうなってるのかな?とにかく、500円なんですけど、スニフなんてすごくちっちゃいの!

● でも、挿絵の雰囲気すごくよく出てます。メディコムのムーミンシリーズもアイテム数豊富だけど、エドワードは出てなかったんじゃないかな?貴重な立体化だと思いますが、キタンクラブの商品は、サイズの割にはいつもちょっとお高いのがたまにきずです。
● あー、明日からまた仕事カー。やるカー……。仕方ないカー。