● 昨夜の『VIVANT』、1日遅れで観ました。難病少女の手術サスペンスと、裏社会のハッキングと、もじもじ恋愛というベタな要素を詰め込んだテレビの王道エンタメ。急に浦沢直樹色が薄まってきて、日本のテレビドラマになってました。驚いたことにこっちのほうが「見やすい」し、安心して「面白がれる」んですよ。監督はテレビマンなので、そういう演出の方が堂に入ってるから、だと思います。このタイミングで、地に足の付いたこういうエピソードを入れておけば視聴者も「まだついていける」って安心しますからね。うまいシリーズ構成だと思います。大予算かけた海外ロケなんてひとつもない今回のエピソードが、自分はこれまでで一番面白かったですよ!
● このところ寝る前の読書タイムは西島大介『ディエン・ビエン・フー』。とりあえず「ストーリー上は無いことになった」IKKI連載の11巻〜15巻(「頂上決戦バトル」編)も読んだ上で、双葉社でリブートされた「トゥルーエンド」全3巻の終幕まで読みました。ややこしいな、このマンガ(単独で1巻だけ出たっきりのプロトタイプ的な『ディエン・ビエン・フー』カドカワ版も存在する)。でも、最初に読んだ頃(ほぼ20年前)の感覚を呼び起こすなら、やっぱり「トゥルーエンド」描いてくれてよかったなと思います。さすがに脱線したあのままじゃみんな納得いかないでしょうから。でも、それによって「普通のマンガ」になったことは確かです。ベトナム戦争という事件、歴史を「マンガ」として描いたことにちゃんと価値はあるんで「普通」で全然いいと思うんですけど、異常マンガとしての11巻12巻のヘンテコさは、それはそれで愛したいと思います。リアル単行本も、電子書籍も、全部持ってる!
● そして!このマンガはいつ読んでも「重いよ!」「重すぎるよ!!」(それをマンガにしてるとこがすごいことだと思う)今から読むなら、完全版の1〜10巻まで読んで、そのまま「TRUE END」全3巻(そこまでのダイジェスト付き)がおすすめ。キワモノ展開に興味を持ったら完全版の11〜15巻を読んでぶったまげよう!なんじゃこりゃー!ってなるから。
● カルディ行ったら「まぜるだけ」っていう触れ込みのビリヤニのもとが売ってたので買ってきました。ご飯を2合硬めに炊いて、まぜごはんのようにレトルトのこいつを混ぜるだけ!え?ジャポニカ米で?炊き込まなくていいの?うそーん。簡単じゃん!
● まあ、こういうものは騙されたと思ってやってみる!だって家でビリヤニ食べたいもーん!で、やってみました。具がないのは寂しいので、鶏肉を一口大に切ってご飯といっしょに炊いてみました。見た目はよし!!
● 食べてみたら……やっぱり「うーん、思ってたビリヤニとは違う」って感じ。いや、カレーっぽい風味の混ぜご飯なので、美味しいんですよ。風味もいい。一気に半分食べちゃうくらい。でも、ビリヤニではない!やっぱり日本米だと硬く炊いてもあの感じにはならないんですね。きっと根本的にはそこが問題です。美味しいけど、これだったら冷凍食品のカレーピラフ(たいめいけん監修のやつが美味い)の方が「味が決まった!」って感じがして満足度高いかも知れないし、その方が安い。バスマティ米で試してみたら、こいつの真価が判断できるとは思います。あと、カルディではバスマティ米もセットになった、ガチで炊き込むビリヤニキットも売ってますので、本気の人はそっちをどうぞ!(正直、オレはそこまでやるなら店に行って食べる派)
● ビリヤニもいいけど、プラモも作ろう。