● 今日は、『シン・ウルトラマン』大ヒット記念、庵野秀明セレクション『ウルトラマン』4K特別上映を観にいってきました。

● 第18話「遊星から来た兄弟」、第26話「怪獣殿下(前篇)」、第28話「人間標本5・6」、第34話「空の贈り物」の4本。これまでも散々観てきているし、今は自宅でも気軽に視聴できる環境があるので特別「観たい!」というほどではなかったんで、動機としては「4Kリマスターのウルトラマンを大画面で見るのはどんなもんなんだろう?」という興味です。なので、座席も最前列の真ん中で!この画角!!

● 結果、面白かったわけですけど一番はやっぱり怪獣の表皮の確認。なんと言ってもゴモラとスカイドンです。わかっちゃいたけど、単純な彩色じゃないんですよね。ソフビなんかだと塗装処理の関係で茶色とかグレーに多少の汚しが入った感じで処理されちゃうんですけど、めちゃくちゃ複雑。ゴモラにしても、スカイドンにしても印象派の絵画のように、部分部分で、青だとか、オレンジだとかまだらに塗装がされてるわけです。ある意味「ラフ」!!たまたまなんですけど、ゴモラもスカイドンもおそらく基本の下地はオレンジに近い明るめのレッドブラウン(もしかしたらベースは同じ色を使ってるかも?)でした。そこに灰色や、焦茶のウェザリングがかかっているんですよ。撮影中に砂埃なんかも付着するので、みるみる色変わりしていくわけで「これ」と決めつけられないところもある。でも、4Kリマスターを大画面で確認すればかなりのところまで解析可能なので、この画質が供給されるようになった今、かなり実物のスーツに寄せたフィギュア(模型)の作例が作れちゃうんじゃないでしょうか?まあ、手間はかかるし、テクニックも必要になるので「沼」とも言えますけど。
● ただ、ウルトラマンは撮影ごとに気合を入れて綺麗にコンディションを保っているのかスカイドン(34話)時点でも鮮やかで綺麗でした。『シン・ウルトラマン』同様、ザラブ星人との空中戦で流れるあの曲が最高!第2話「侵略者を撃て」のバルタン追撃戦でも流れるんですが、あっちは曲の出だしがモヤッとしてるから断然、ザラブ戦がかっこいんですよ。庵野さんなりに悩んで決めたと思われるこの4本。正直、オレだったら……と思うところもありましたね。
● ちなみに自分が、このタイミングで4Kリマスターの劇場公開を4本選ぶなら……(これもう色んなウルトラマンファンがブログやSNSで発表してるだろうけど)……真新しいピンピンのウルトラマンスーツとAタイプのマスクがきちんと観られる上に、中島春雄のネロンガ(『シン・ウルトラマン』にも出てくることだし)がカッコいい第3話『科特隊出撃せよ』。庵野セレクトのコメディ編が「宇宙からの贈り物」だったけど、オレなら可愛くて大好きなギャンゴが大暴れして、さらにメーサー殺獣光線車を大画面で確認できる旨味も含めて第11話『宇宙から来た暴れん坊』をチョイス。やっぱり外しちゃならない金城哲夫・上原正三タッグの脚本にして、これぞウルトラ版「髑髏島」と言える怪獣続々登場の娯楽編を大画面で!という第8話『怪獣無法地帯』。うーん、佐々木守&実相寺コンビも入れなきゃだめ?とオールドファンに余計な気を配りつつ、ギョッとする実相寺アングルと粋なまとめ方が洒落てるっていうならスカイドンよりガヴァドンじゃない?と思う第15話『恐怖の宇宙線』。以上です。

● ちなみに好きなウルトラマンはなんだか怖い感じのAタイプです。
● 明日、早起きできたら「アメイジング商店街」覗いてみようと思っています。いつもは浜松町の産業貿易センターとかでやってたんじゃなかったっけ?明日は浅草なんだ!