● 今日はいつもの日曜よりはちょっと早起きして浅草まで。アメイジング商店街というイベントを覗いてきました。

● ガイ山さんの我が家工房のソフビは早々に売り切れてた。めでたい。オリテク指田さんとかカニ3匹さんもブースを出してたのでご挨拶。なるほど、想像してたよりもディーラー数が多かった。「資料性博覧会」的な年齢層の高さを想定してたけど、ソフビ系やクラフト系の若い世代もいて参加費の安さが裾野を広げてるのかもしれないですね。興味津々でタフテッドラグという作り物をしている方からお話伺ったりしました。デザフェス案件のような気もするし、不思議なジャンル。はりこの仲間だと思いましたね。

● アメイジング商店街では、スーパーフェスティバルみたいに会場内にBGMが流れてるんですが、これが見事に「40〜50代向け」なのが面白かったです。妖術武芸帳から、謎の円盤UFOからプロジェクトAまで、かかる曲、かかる曲、「それ?」って思わず笑っちゃうんだけど、たまに「え?え?なんだっけこれ?知ってる!絶対知ってるけど、なんだっけ?!」ってのが挟まる。めちゃくちゃ気になって帰宅まで確信が持てなかったのが「星空のエンジェル・クィーン」と「コスモスドリーム」。どっちかが『1000年女王』だと思うんだけど……って思ったら、どっちも『1000年女王』だった(劇場版とTV版)!!しかし「コスモスドリーム」はさすが宇崎竜童と阿木燿子。曲だけトレースしたら山口百恵が歌い出してもおかしくない曲だ!!たまげたなあ『1000年女王』つくづく覚えてない。
● 『オビワン』に『Msマーベル』とはしゃいでいたんだけど、Amazonプライムでは『THE BOYS』のシーズン3の配信がスタートしてました!忙しいな!!……というかさあ、『THE BOYS』シーズン2のこと、すっかり忘れちゃってるんだけど‥‥。何がどうなったんだっけ?観始めたら思い出すかなあ?。
● 変わり種ミステリとして去年ちょっと話題になってた潮谷験の『時空犯』読んでみました。なるほど、これは確かに、ミステリでもありSFでもあり、ライトノベル的でもある変わり種だ!オレみたいな雑食の読者でないと、どちらのジャンルに偏ったゴリゴリの人からは敬遠されちゃうかも?
● まず、キャラクターが良くも悪くも軽くて記号的。だから役割がわかりやすい分、そんなリアクション現実的にありか?と言うツッコミ要素になってる。人によっては「マンガすぎて……」と感じると思う。正直、そういう感じは大アリなんだけど、このわかりやすさは「映画、ドラマにする際に有効なのでは?」と作り手が意識したところだと思うんですよ。メディアミックスは大事ですからね。この作品、タイムリープものであり高次存在とのコンタクトものでもあるんですが、そこも割とラフ。このラフさ、マンガっぽさ(この点はオレはSF者ではないので許容範囲)がミステリ部分を支える「特殊状況」になってると言う意味で、『屍人荘の殺人』とか『medium 霊媒探偵城塚翡翠』あたりと同じものを感じます。イマドキの作風!!でもなあ……ガバガバとはいえ、このSF的理屈を映画、ドラマで扱うのは無理だよ!!とも思うんです。ゾンビとか霊媒よりも難しい!それがせっかくの「メディアミックスの芽」を打ち消しちゃってるところもあり、不思議な印象の作品になってます。
● とはいえ!肝心のミステリ部分、推理のロジックは驚くことに初期クイーン的な「消去法」展開。意外〜!!アクロバチックなトリックとかがあるわけではないんですよ。ぶっ飛んだ設定から、クラシックな本格推理に移行してくるのが面白い。そんなわけで読後もいいし、オレは納得しちゃいました。変わり種だけど、根っこは本格ミステリなので、雑食の読者にはお勧めできます。
● 与ろゐ屋のラーメンは変わらず美味しかった……。
