● 「おせちに飽きたらカレーもね」というのは、ほぼキャンディーズの思い出とリンクしているので、言い出されたのは相当な時代だと思うんですけども、その後、ハウス食品とジャニーズと一緒に延々続けているので、何だか正月は「おせち」の次に「カレー」が出てきてしまう気分になっちゃいました。(あと、駅伝のCMの影響かヤマザキパン)

● オレは、そもそも今年はおせち料理なんて食べてないんですけど、昼は唯一近所で店を開けてた松屋で「マッサマンカレー」。なるほど、結構マッサマン。好みとしては欧風のカレーの方が好きなんですけど、マッサマンとしてはちゃんと美味しいと思いますよ。

● ルー少なめなので、ご飯大盛りにする人は少々食べるのに加減が必要となります!

● 正月で、時間がある!ということで、気になってはいたけど、「地味そう」で放置してあったAmazonプライムオリジナル作品『ヴァスト・オブ・ナイト』を視聴しました。北米では、コロナの影響で大手劇場での公開が見送られ、地方のドライブインシアターでのみ細々と公開。その後、Amazonオリジナル作品として配信に至ったという日本未公開映画です。とにかく、ヘンテコな映画なので、配給にこぎつけるまでも四苦八苦し、インディーズ系の映画祭で観客賞を獲ったということでなんとかなった曰く付き。要するに、マニアックすぎるやつってことです。

● 正直、50年代SF映画、TV版「トワイライトゾーン」、UFO関連でおなじみのロズウェル事件など、「あの頃のSF」を意識した、「これ誰が喜ぶの?あ、マニアか!」という感じの内容です。多分、話に聞くオーソンウェルズのラジオ放送の宇宙人襲撃事件をモチーフにしていると思うんですが、とにかく、延々とセリフが続いたかと思うと、極端な間ができる、といった「音声」に敏感な作りなんです。カメラもカットをなかなか割らないし、動かない。その上、ひたすら喋るので絵作りは人物の顔アップばかりで極端に単調!結果として、ラジオドラマを聴くかのような体験に感じたんですね。退屈な作り方が、結果、没入感につながる感じっていうのが面白いな、と思いました。

● その辺りを成立させてるのはキャラクターの面白さかもしれないです。主人公はティーンエイジャーの電話交換手のギークな(当然50年代にそんなカテゴリはない)眼鏡っ娘。で、パートナーが、調子のいい兄ちゃん風のローカルラジオ放送局DJ(当然50年代のDJは2枚がけでオリジナルミックスしたりしない)。年の差はあるし、ロマンスもないけど、「いい友人」ってあたりが、会話にも出ていて楽しいんですね。

● トータルとして、50年代SF映画の現代的なリミックスとして、結構満足度が高かったです。劇伴も効果的だったし、のんびりしたサスペンス(矛盾してるな)も飽きずに観られるから、興味持った人は「時間のある時」にお試しください。あ、日本語吹き替えがとてもいいので、吹き替え推奨(クレジットでないので不満!)!割といいじゃん!ってなると思いますよ。

● あと、なんか無性にゲイリーオールドマンを味わいたくなって、さて……と悩んだ結果『裏切りのサーカス』をAmazonで視聴。観るのは二度目なので、わかりやすかった!(初見時は構成が複雑すぎて結構混乱した)そして、すっかり忘れてた。あの若者、カンバーバッチ、そしてトム・ハーディだったんだ!

● ふとPCデスクの前の壁を見上げると、カレンダーが今年のものに!今年は馬場のぼる先生の「11ひきのねこ」カレンダーで行きます!1月から可愛いぞ。

● 今夜は、少しだけ仕事もしました。徐々にエンジンを回していこうと思います。