● そろそろ観ておこうかなーと思って「テネット」観てきたんですよ。えーと、観ている間「これ……面白いの?」って感じでずーっと最後まで。で、「これ、過去のノーランの映画で一番つまんないやつじゃん」ってなりました。オレには全く合わない!これ、膨大な予算をかけて、地味にしつつも、カタルシスをなくした「フリンジ」(TV番組)みたいな映画だよ!まあ、お金かかってる分、観て損した!とまでは思わないけどもさ。『鬼滅の刃』か『トンカツDJアゲ太郎』観るべきだったよ!ツイッターみたいな場じゃないから、もう好き放題書くよ!誰だ!ノーランの集大成!とか煽った奴は!これが集大成なら、ノーランは「ひどい監督」ってことじゃないか!!

● 世間でいうところの「意味わからなかった」ってのは確かに!って感じで、すごくわかりにくいんですよ。ストーリーそのものをわかりにくく(そういうトリッキーな話なので)作ってるのはともかく、構成も面倒臭いことしてる上に、SFとしてのルールもぼんやりしてるし、キャラクターのエモーションもよく分からない(物語の仕組みとしてしか行動しない)という構造。動きに関してもノーラン特有の「雰囲気編集」なんで何が行われているかわからないから、物語構造の「わかりにくさ」と同様に画も「わかりにくい」!観終わったカップルの女の子が「え?なんかよくわかんない」「細かいところに目を向けていないとね」ってドヤ顔の男、っていう、想像したような人たち多数!あ、逆もいたな。細かいディティールでドヤ顔したい人が楽しめる作品であることは確実!
● 設定がかなりガバガバなのは「インターステラー」の時と同じで「そこ、パラドックスどうすんだよ?」ってところは「謎のノーランルール」があるんだろう。アクションシーンも予算に頼った大掛かりな見せ方だらけで、時間逆行ってカッコいいなー!みたいな工夫もないあたりも辛い。ヒロインのエリザベス・デビッキ「UNCLE」ではあんなに素敵だったのに……今回は貧相な女にしか見えない。これも無駄遣い!同じような多層構造のサスペンスで、アクションも見せますっていうんだったらまだ「インセプション」の方が面白かったし、時間軸のトリッキーさを楽しむっていうんだったら「メメント」や「ダンケルク」でいいじゃん!「ダークナイト」は「バットマン」の変奏曲の一つとして結構好きだったのに……。この映画を褒めちぎっていた奴を1人残らず呼びつけて説教したい気分(笑)。
● あ、この映画でちょっと得したところは『ザ・バットマン』でブルース・ウェインを演じるロバート・パティンソンがいい感じの優男で出てて、ああ、こんな感じになるんだなって想像できました。バットマンの下見ですね。まあ、こういうナイーブな感じも珍しくていいかもしれない(アニメの『ザ・バットマン』のイメージには近い)。
● あと、長いこと「準備中」になっていてガードで覆われていた中野の「天下一品」がやっと動き出しました。オープンの日も近い。

● 月末までにはオープンするかな。
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