● 今日は、早めに準備してあった確定申告書類を持って、税務署に!提出日初日なんで空いてるんじゃないかな?と思ったら、オレと同じように張り切った人たちで混んでましたね。並んじゃった。あとは1日でも早く還付金が戻ってきますように!!生活に支障きたすので、とにかく早く!!頼んだぜ!

● で、午後から仕事入れるつもりでいたんですけど「空いちゃった」ので映画に。ちょうどいい時間に「ファースト・マン」の上映スケジュールがあったのも運命か。来月は見たい映画が多いので、このタイミングで!

● 実録物だけに真面目で地味な映画なんだろうなぁとっていたんですが、とにかく怖い!!「マジかよ!死ぬぞ!」っていうのがずーっと続く。「ライトスタッフ」とかにあったヒロイズムとか皆無。「コレ、事故案件だろ。全然保険かかってないじゃん」って思いながらも、進行が止められない仕事ってあるじゃないですか!(テレビやイベントでよくある)あれですよ、あれ。それが、うまく行ったり、失敗したり、最終的にはうまく行っちゃったり!ていう映画ですよ。

● そのあたりを盛り上げているのがビジュアル。以前のメイキングで見ていた通りCGと言うよりも実写メインのVFX。ガチで撮っている部分も多く、その成果が存分に発揮されています。とにかく、メカが「あの時代」ゆえにボロいんですよ。当時は最新技術であったはずなんですが、実にオイルくさいと言うか、鉄板をボルトで打ち付けて、みたいな「機械感」。これ、CGじゃないからこそのリアリティって感じがします。そんなビジュアルもあって「宇宙開発って、こんな環境でやってたのかよ?」みたいな事が改めて理解できますね。大好きな航空機、X-15なんてマッハを超えると振動が凄まじくてパイロットの目線ではとても外の様子なんか見えないような危なっかしさだし、ジェミニロケットも同様。こんなアナクロな装置で大気圏出ちゃうの?みたいな不安感。いつ失敗してもおかしくないよ!!という状況で、月を目指しちゃう無謀さ。このあたり、技術者サイドから描いた「ドリーム私たちのアポロ計画(公開時のタイトルは違ってます)」と比べると、リアルな宇宙開発が見えてくると思います。あんなラフな現実との折り合いのつけ方、今だったら絶対できない!って思うと、「いま、月に人を送り込むのは無理だな。あの時代だから奇跡的に成功したんだな」って気分になりますよ。そういう意味でじわじわ怖かったなあ。

● お話は実に淡々と進みますが、そこは『パッション』『ラ・ラ・ランド』の監督。エピソードのメリハリは絶えず「音楽」がリードしていく感じになってました。音楽の使い方はうまい、というかあざとい。それと、何度も出てくる葬式。この映画のキーだと思います。全体として、コレは葬式の映画だなって。ジェミニの司令船なんて棺桶としか思えなくなる。そして月があの世みたいに思えてくる。

● 泣けた、とか、興奮した!とかいう娯楽性は薄いんですよ。悲劇性の描写もしつこいけど、過剰ではないから。全体に地味な映画っていうのは間違い無いです。けど、ビジュアルが見世物として成立してるから、トータルでは楽しかったという。メカ属性がない人が見たら、モヤモヤした映画ってことになるんじゃないですかね。

● 今日も飽きずにこんにゃくを煮て食べました。鳥肉にキムチ投入してみたけど、コレうまいよ!

● 気にいると毎日でも同じものを食べてしまうというのは、かなり保守的な考え方だとは思うんですけども、ある意味、かなりアグレッシブなんですよ。どこまで自分の欲望が続くのか?その果てを見てみたいという気持ちがどこかにあるんです。吐きたくなるまで食べ続ける。自分への挑戦。コレもまた、食の冒険者たる者の勤めなのではないかと思うのです。