● あまりに新しい仕事がやってこないので、とうとう話題の会話形AI、ChatGPTに聞いてしまった。しかし……なかなか優秀。むしろ「買いかぶり過ぎ」!ちゃんと回答してくれるのはありがたいんだけど、理想過ぎて何の役にも立たないのでした。
● AIはデマ製造機、という風潮があるけれど、あれは情報を引き出すプログラムではないんです。そんなことはGoogleでいい。AIは設定と条件を入れて「考えさせる」ことが出来るから価値があるのです。だから本当に「聞き方」(プロンプト)次第なんですよね。聞き方さえ、流儀に則っていれば、街の占い師程度には「使える」返事を返してくれる。要は素材になる情報とプロンプトの組み合わせさえ的確なら、かなりクリエイティビティのある「思考」に近づいていける。画像生成も、動画生成も、あと1年もすればさらに「出来る」仕組みに成長してくると思わせるスピードで進化中だからな。これは無料公開されているGPT3の精度ですけど、有料のGPT4は(まだ英語のみ対応)もっとエッジの効いた質問にも返答してくれるらしいので、こうなってくると今重要なプログラミング言語は「英語」なのでは?とまで思ってしまいます。実は、遊びでこれから書かなくちゃいけないイベントの構成台本を書かせてみたんですけど(台本のルールを覚えさせる方法が今はちょっとボワーっとしてるけど)、「これ、プロンプトがうまく記述できれば、箱書きくらいは3年目くらいの新人作家レベルでこなすんじゃないかな?」と思いました。学習能力高い!!
● と、言いつつ今日は延期になった番組収録の打ち合わせで高田馬場へ。打ち合わせはサクッと終了しておもちゃ話を楽しみました。余裕〜!明日の夜も仕事の打ち合わせなのだ〜。しかし、今の所お金が入ってくる兆しは特に無いのだ〜。やばいのだ〜。
● ポケモンカード、自分は手を出していないから他人事なんですけど、それでもホビーショップとかで発売日に子供がやってきて「売り切れです」って言われてがっかりする様子を見ると忍びない気持ちになりますね。で、ついにメーカーが「お詫び」コメントを出すと……。実際、ファン、コレクターも多いだろうし、その隙を突くように転売屋が紛れ込んでるのも事実だろうし、ガンプラ同様寂しい話です。こういうときこそ、逆張り、ひねくれ者根性を見せたやつが勝ちだな、と思うわけです。ガンプラないなら、戦車でも作ろう!ポケモンカードがないならマジック・ザ・ギャザリングだ!って……。そう考えたら、流行りに乗るってことはやっぱりコミュニケーションだなって思い直しました。即物的だけど、戦車のプラモじゃあみんなでワイワイやれないもんねえ。コミュニケーションの範囲を、もっと広げるしかないんだけど、それが難しいご時世ではあるんだな。
● すごく微妙だな〜と思ったニュース。43万円を拾って届けたんだけど、お金が戻った落とし主から謝礼もなにもない!ということで、大阪簡裁に提訴したおじいちゃんの話。いや、たしかに気持ちはわからないでもない。猫糞しなかったのは偉い。でも、落とした人も、そんなにお金持ちというわけでもなければ礼金出せないケースだってあるとは思うんですよ。ニュースを読めばどちらも悪い人じゃないし、和解してるので野次馬がなんやかや言う話じゃないと思うんですけど「もし自分が拾った側だったら」「自分が落とした側だったら」といろいろ考えたら、「すごく微妙〜」と思っちゃいました。金額がリアルに微妙!そう思うのはオレの人間性が腐っているからなのだとは思います。
● そういえば、中野駅に出ている「堀越学園」の看板。きっとモチーフはライオンだと思う……これまでそう思い込んでいたんですけど、パッと見たら「ファンネル飛ばしてるクマ」に見えちゃったことを報告しておきます。タイポグラフィもそうなんですけど、文字間、字詰め、大事ですよね、という話です。