● 先日に引き続き、鶏むね肉のブライン液漬け。今回は、砂糖をすりこんで……という過程を短縮して、砂糖をまぜたブライン液で一気に漬けてしまおうというトライ。これが有効なら「下ごしらえ」が一晩ですむわけですけど……。

● おお!見た感じはいい!むね肉がプリッとして張りがある感じになってました。液から出したあとは表面をキッチンペーパーで拭き取って常温に。そこから低温調理をした上でソテー!ひと晩漬け込んだねぎソースをかけていただきました。

● うまい!下ごしらえでちょっと楽したけど、こんなブロイラーじゃないみたいなブロイラー、ブライン液なしでは不可能だと思います!最低限の手間でここまで鶏むね肉がおいしくなるので、本当にみんな真似したほうがいいよ!

● 昔から、文房具屋で売ってる「伸縮式の指し棒」が大好きで、もちろん理由は仮面ライダーの触覚に似ているからなんですよ。今回の『シン仮面ライダー』は、さすがにそこはアップデートしようということで、ブレードアンテナ的な処理がされているわけで、そこが気に入らないと思いつつ「まあ、仕方ないか。さすがに今、アレじゃ通用しないもんな」と感じるわけです。これは、怪人のスーツにも言えることなんですけど、そういうことが今度の『シン仮面ライダー』では色々と起きているわけです。だから「『仮面ライダー』をどうアップデートしているか」が今回の興味。

● 今回のモチーフになっている旧1号編で印象的な見せ場といえば、もちろん言わずと知れたライダーキックなんですけど、そこに至るアクションの「ライダージャンプ」がさらに重要なんです。大空に飛び上がって空中回転(実際にはトランポリンを使って)。時には身体を丸く、時には体を伸ばして両腕を広げて、など、見せ方は多数。これは当時、ウルトラマンもやってなかった(後にやるようになったけど)仮面ライダーならではのカッコよさ。ただ、当時はそのジャンプと、アクションの繋ぎがちょっと乱暴だった。当時としては実験的な編集だったから許されていたけど、今の時代、あさすがにあのままじゃまずい。そこを「今ならどう見せるか」アップデートするのが監督の腕の見せ所だなと思っていたのです。

● と、いう前フリはさておき、今夜は『シン仮面ライダー』観てきました!

● まだ公開されたばかりなのでネタバレして怒られちゃうかもなので、言葉少なめに。予告編見て「うわー『式日』みたいだー、やべー。またコレかー」と思っていたんですが、実際に観てみたらオレには「監督的にはちゃんと反省して、好みは変わらないんだけど違う形で成立させようって姿勢でいる」んだなって思えました。あの「意味ありげだけど特に意味はない」画の切り取り方はもうしません、ってことだと思うんです。実直に「仮面ライダー」的な画作りをしています。だからまずお伝えしたいのは、『式日』好きだった人には残念ですけど、むしろ『キューティーハニー』的な要素のほうが目立っている映画ですよ、ということ。庵野秀明的なモノであることには間違いないんですけど……。

● 前述のアップデート箇所(ライダージャンプを含む)に関しては満足度は70%といったところ。やっぱり趣味の違いはあるんだから仕方ない。けど、「いいじゃん」と思ったところは数多くあり。でも本当に実写のアクションを放棄してるかに思えたところはなあ……。特撮アクションじゃないのかよ?そこはぐらかさないでほしかったなと思う所ありです。でも、本当に庵野秀明のせいじゃなく『仮面ライダー』のリメイクって本当に難しいと思うんですよ『ウルトラファイト』のリメイク並みに……。イケイケの前半に比べて後半はテンションもたなかったところも含めて「これはこれで!」と割り切るしかないのかな?という感じです。余計なオマージュの悪目立ちに「え?」と思ったところがあったり、劇伴の使い方に不満があったけど、期待度下げていったせいか、予想より満足しました。

● まあ、満足の一番の理由はキャスト。個人的には大好きな浜辺美波がいつものポワーンとした感じじゃなくてがっかりしたけど、それでも綾波とアスカを足したセイラさんみたい(要するに庵野監督が好きそうなキャラ)なキャラをカッコよく演じていてとても良かった。なぜ本郷が手を出そうとしなかったのか謎なくらい可愛い。あんなマンガみたいなキャラ、他の女優にはちょっと難しいもん。あとキャラクター的には一文字がいいんですよ。全体に漂う「庵野秀明世界」をはみ出そうとするキャラクターにしていて、これがアクセントになってるんですね。監督の覚悟を感じるわけです。今回はエヴァじゃなくて、仮面ライダーやるんだよ!って覚悟。それだけに……「だったら『そこ』もちゃんと仮面ライダーっぽくしてよ!」感じてしまうくらい突き抜けた良さがありました。

● 入場特典のライダーカードは浜辺美波ちゃんが出たから良し!(オレのはまったくなかったけど、カードネタバレもあるようなので、嫌な人は観終わってから封を開けよう)