● 今日も引き続き文字起こし作業やっています!!昼食をとりにちょこっと新宿まで出かけた以外は黙々と作業。今週はちょっと忙しい!(もちろん、ちょいちょい息抜きはしているので)
● イギリスの作家シヴォーン・ダウドのヤングアダルト向けミステリ『ロンドン・アイの謎』読み終わりました。ヤングアダルト向けなので、殺人事件も起きず、ドギツイ描写もない。文中では「症候群」(多分アスペルガー?)と言われている少年が主人公なんですが、その独特のニュアンスが翻訳されても残されていて、作品の味になっていてユニークでした。謎と推理はロジカルできちんとヒントも隠されているし、世の中の軋轢や子供の悩みなども盛り込まれていて。小学生が読むミステリ入門としては良質だと思いますし、これなら親が子供に勧めても大丈夫!な感じまで含めて、英国内で児童図書賞を受賞した、という経緯もよくわかります。そんなわけでもちろん大人が読んでも面白いんで、現代の海外ヤングアダルトミステリを押さえておきたいなら『自由研究には向かない殺人』と並んで必読の一冊だと思います。
● とはいえ、個人的にはミステリの持つ「いかがわしさ」が摂取できなかったので食い足りなさもあり、結果、北山猛邦の『月灯館殺人事件』という、かなりキワモノ度の高そうな一冊を購入するハメになりました。これはこれで読んでおきたかったんですよ!
● で、夕飯は新宿に行った時に伊勢丹で買ってきた崎陽軒のシウマイ弁当。例の、マグロ漬け焼きが、シャケ塩焼きに差し替えられた期間限定バージョンを食べておくかと思ったのです。
● お、パッケージにもちゃんと注意書きがある!!
● で、実際にはどんな鮭なのかな?と思って見てみると……マグロの時より小さいな?あれ?シウマイも以前よりちっちゃいか?
● 食べて見た感想としては「おもっったより甘塩!もっと下品にしょっぱい塩シャケを想像してたわ!」です。マグロは、それなりにガッシリと歯応えがあって、味もしょっぱかったですよね。だから、一口齧った後に、ご飯、またはかまぼこなどで口の中を中和させるプロセスがあったんです(あくまで俺の食べ方だと)。それが、シャケの場合は柔らかいし、薄味なのでご飯に行くタイミングを逸してしまう。
● これは泉昌之の「夜汽車」的な考え方なんですけど、弁当のおかずには「味の濃さでご飯を食べさせるおかず側」と「ご飯」そして「場合によってはご飯側になって口内を中和させるセミおかず側」があるわけです。シウマイ弁当の場合はマグロ焼き、タケノコ、昆布が「おかず側」。かまぼこ、卵焼き、そして主役であるシウマイがどちらにも付ける「セミおかず」なんですよ!!主役がどちらにも付けるというところがシウマイ弁当のすごいバランス感覚な訳なんですけど、この均衡が破れたのが「マグロのシャケ化」ですよ。完全におかず側のパワーが落ちたので、シウマイをおかず側につけなくちゃならない。そこが難しい!!………こういう話、面倒臭い?
● まあ、そんな大袈裟なことではないと思うんですが、シャケは美味しかったです。でも、バランスを考えたら、やっぱりしょっぱいマグロの方が素晴らしかったな、と。まあ、シャケも今だけなので気になる人は一度食べて、あらためてシウマイ弁当の奇跡のおかずバランスを考えて見てください!