● 今日はガッツリお昼まで寝ちゃって、起き抜けに、ステージ台本の改訂版作って送付。コロナの影響で、イベントの出演者情報とかも日々変わってくるのが曲者。実際、ここから当日までにまた変更とかあっても何もおかしくない。
● お昼には白菜の酒蒸しを入れた「うまかっちゃん・からし高菜」。料理酒使ったので、ちょっと塩分強くなっちゃったけど、白菜の酒蒸しは「何に入れても美味しくなっちゃうんじゃないの?」食材なので、みんなもやったらいいと思いますよ!!

● お!新しいガンダムまたやるんだ。『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。なんともリリカルなタイトルで来たな。印象としては男の子向けというよりはお姉さん向けなのかな?ここのところ、マーケット的に「お姉さん向けガンダム」が増えてる気がする。ビルドファイターズ系列もいつの間にか「お姉さん」への目配せがすごいことになってたし……ガンプラ野郎は放っておいても買うんだろ、的な意味で言えば、映画の宣伝にタレントや芸人の吹き替えを起用するのと同じ構造ですよね。色々考えていたら「ガンダムも大変なんだな」という気分になりました。
● そういえば「’80sリアルロボットプラスチックモデル回顧録」読んでるんですけど、半分くらいまで来た段階で「大体わかっちゃった」。あさのさんは冒頭で「この流れは記録してまとめておかねばならない」と言いつつ、五十嵐さんと2人のトークがメインブロックになってて「え!楽してるのか?」って思っちゃいました。『MSVジェネレーション ぼくたちのぼくたちによるぼくたちのためのガンプラ革命』はめっちゃ気合い入ってたし、往年の『海洋堂マニアックス』『海洋堂クロニクル』みたいなノリだったのに、今回はトークのみ。だから客観性を欠いている部分も多かったり(それはトークなので仕方ない)、一部、世間でお馴染みの誤解もそのままになっちゃってるんですよ。超〜〜がっかりでした。一例を挙げると『聖戦士ダンバイン』について「83年当時、日本にはああいうタイプのファンタジーの概念がなかったから衝撃的だった」的な言説。
● まあ、子供たちにはそうかもしれないけど、あさのさん世代(当時中高生以上)のちょっとオタク趣味のある人にとっては、78年にはラルフ・バクシのアニメ『指輪物語』があったし、80年ごろの雑誌『スターログ』でフラゼッタのファンタジーアートが特集されてたし、「グイン・サーガ」だって79年に発表されて大ヒットしたし、83年は『吸血鬼ハンター”D”』だって出てるんだよ……。高校卒業直後の幼稚なオレでさえ「ああ富野さん、今度はヒロイックファンタジーやるんだ。流行ってるもんなあ」と思ったもんで、「全く衝撃的なもの」ではありませんでしたよ。注釈同様、作品に関しては一通り五十嵐さんの解説がついているんだけど、そこでも言及なし。所々、トーク内で五十嵐さんがあさのさんの記憶違いを正す箇所もあるんだけどそっちも記憶だのみなので危なっかしい。後年に残す資料、回顧録ということで言えば、これはちょっと落ち度なんじゃないかな?
● と、いうことで「オーガス」のプラモはこう受け止めた、「ゴッドマーズ」のプラモはこうだったっていうのは、あくまで2人の感想でしかないんですよ。エピソードとして当時を知る人ならではの証言は貴重だと思うから、全てにおいて否定するようなモノでもないんで「思い込みも含んだあさのまさひこの回顧録」を楽しむなら良いと思うんですけど、資料としては、かなりバイアスがかかったものになっちゃってて残念でした(本人の意気込みが空振りしている)。オレが周りの友人と酒の席でペチャクチャおしゃべりしているレベルとそんなに変わらない(濃い人相手の場合は、もしかしたらこの本よりも正確かつ資料性高いよ!)から、おじさんの「繰言」として受け止めるのが正解な一冊だと思います。
● あと、今更なんですが「アーティスト:ダーウィン・クック」というのに気づいて『ビフォア・ウォッチメン』の『ミニッツメン/シルクスペクター』を買っちゃいました(絵柄が好き)。中身を見たら、確かにストーリーはダーウィン・クックだし、ミニッツメンはアートもダーウィン・クックでしたが、シルクスペクターパートはまさかの(絵柄が苦手な)アマンダ・コナー……。好きな絵柄と苦手な絵柄のダブルスとは皮肉なモノだな。読み出したら、案の定「ヘビー」だった。ダーウィン・クック、ビジュアルは好きなんだけど、お話はいつも叙情的すぎる。
● あと、うちのUMAメンバーについに「ビッグフット」が加わりました!!

● このシリーズ中、一番いいよね、ビッグフット!色変えで「イエティ」名乗ってもいいんじゃないかな。UMAぬいぐるみシリーズは続編希望です。