● 今日は週に一度の歯医者の日。ちょっと治療しては、また仮で埋めて、をここのところ繰り返しているんですけど、正直、数回に分ける必要性が素人にはよくわからず、言われるがままにやってる感じなんですよ。だから週に一度は口元が麻酔で痺れている日。治療の時、椅子に座るだけで緊張してたけど、最近はかなり慣れちゃった!これが椅子から見えるいつもの風景。見知った天井だ!

● 歯医者で治療を受けている時に思うのは、医者は赤の他人の口の中に手を突っ込んで治療するの「気持ち悪くて嫌だろうな」ってこと。治療中ということもあって、自分の口の中を「今どんなふうになってんだ?」って鏡で見るようになったんだけど、やっぱり「そこそこグロい」と思っちゃうんですよ。自分にはそういう感覚がある。皮膚はいいけど、一皮剥けばグロい!っていう感覚。それは生きる、死ぬ、と行った肉体的なリアリズムから遠い位置にいる「現代」という時代の感覚かもしれないです。入院した家族を見舞いに行って、死に近づいて行く人間の独特の体臭とか、口臭とかが生々しくて、本当に怖いんですよ。それに近いですね口の中。目に見える人体の中でも数少ない「表皮でない部分」だから(ちんちんの先っちょもそうですけどね)。だから、歯医者にかぎらず、医者ってすげえなあと思うんですよ。
● 逆に、人体の生々しさと向き合うことが仕事になっている外科医なんかは、そういう恐怖心が麻痺してしまう分、どうやって日常性を維持できるのかな?って思っちゃう。人に対して多少、乱暴になりそうだよなって。オレが、怖がりすぎなのかもしれないけど……指先切った時に皮の下が見えたりしたら恐怖でクラクラするもん。(スプラッタームービーのゴア描写なんかは、物によりますけどね。大概は嘘っぽいから平気だけど)
● だからこそ、オレはリアリティを超えたところにある「可愛いもの」が好きなのかもしれないな。今日見つけたのは都内の刺繍工場「ボクトウ刺繍」さんが予約販売中の、手作りぬいぐるみ「芦雪の犬のぬいぐるみ」。これ、欲しいけども、また置くところがなくなるんだよな。
● 可愛いといえば、我が家にもSUPAER7の可愛いスヌーピーがやってきた!これ、アライグマの毛皮の帽子かぶってて、それがまた可愛いんだけど意識高い人にとってはいまやアウトなのか?自然保護派の人とか、過剰な動物愛護の人とか、グレタちゃんには、これすらも「醜悪」に見えるのか。理屈はわかるけど、理屈で測れないこともあるのがオレたち人間なのではないか?

● 感じ方は人それぞれだから仕方ないけど、ヒステリックに叫ばれるのだけは勘弁だ。