● Facebookで「ドミノピザで持ち帰りだったので2枚目無料だった」って書いていた知人の発言に「大量の脂肪と糖の塊ですね」と友人からのレス(オレは全く知らない人)を見て、気の毒な気持ちになりました。確かに、ドミノピザ食べることは健康上「良い」とは言い難いわけで、ピザが脂肪と糖の塊であることには嘘はないですよ。ただ、健康への気遣いも度をこすと、こういう失礼な発言になる。いや、健康に限らずだ。度を越した無自覚な発言は本当に人を嫌な気持ちにさせる。問題は「度を越す」ときの「度」の基準ですよね。そこには明確な線引きなんてなくて、実にリアルな付き合いの上での「心の機微」だけだと思うんですよ。
● 頭でっかちは「度」を定量化しようと必死になるか、さもなくば「定量化できないものは無視して良い」「正しいことを伝達することの何が悪い」とまで極論に至ってしまう。こういうところに「何でもかんでも理屈で割り切れる」と思っている人の傲慢があると思うんですよ。乱暴な物言いになるけど、それって「ガキ」だと思う。友人付き合いなんて「伝達機能」で制御されるものじゃないですからね。どれだけ理屈の脆弱さはあっても、自分は相手の気持ちの機微を汲み取って行きたいですね。友達の友達は皆友達だ、というのは、まあ嘘ですね。少なくとも自分はデリカシーのない友達はいらないですけどね。
● 昨晩不意に思い出した「たま」の思い出。昔、放送作家仲間でちょっと年上の真面目な人がいたんですよ。真面目というか、周りに自分を合わせられない人かなあ。企画の方向がお固かったり、おしゃべりもあまり上手じゃなくてプレゼンでも浮いちゃったり。みんなは興味ないだろうマニアックな雑学を、そこかしこで挟んできたり……そうそう!アニメやマンガじゃないけど実にオタク的な人だったんです。当然、テレビ局の同世代のディレクターは「ウェーイ」系で軽薄なので、オレは、卑怯にも自分のいオタク的感覚を完全に殺してなんとか合わせていたんですけど、その人はそことの付き合いもうまく行ってなかったんですね。
● で、時代が時代なのでよくカラオケに誘われたんですよ。番組収録後、タレントさんたちと派手に飯食って、その後、若い世代だけはカラオケ!っていうコース。いつもは「じゃあお先に」って帰っちゃうその人がカラオケにやってきた時があったんです。作家チーム、ADチームはここぞとばかりにみんな最新ヒットの歌謡曲を歌う(商売上の習わし的でもあった)んですね。CHAGE&ASKA「SAY YES」!TUBE「湘南MY LOVE」!MiKe「思い出の九十九里浜」!ZOO「Choo Choo TRAIN」そんな時代だったと思いますよ。オレも張り切って「電気ビリビリ」とか歌ってたし。そんな「ウェイウェイ」な場で、その人「さよなら人類」をめっちゃ雰囲気出して歌ったんです。多分ヒットしてから1年後だったと思う。わかります?その時のウェイ勢の空気。オレだって心は「たま」寄りだったかもしれないけど、その時は表向き、偽りのウェイとしてテンション上げてますからね。肝も冷えますよ。「この冷え切った空気どうしてくれんだよ!」と。
● その時のカラオケはどんな感じで終わったか覚えてないんですけど、なんだかそれまで以上にみんなとその作家さんとの距離が開いたように感じたものです。彼は、そのあと、なんとなく番組からフェードアウトしてしまったんです。仕事を一つ、なくしたわけですね。それをね、今朝思い出したんです。「たま」かっこいいじゃないですか。それなのに、オレはなんであの時、「なんてことをしてくれたんだ」と冷たい目で彼を見てしまったのか?「さよなら人類」のサビで両手を上げて「着いたー!」って叫んで上げられなかったのか!!その優しさのなさこそが、現在「オタクたちが声を上げてオタク差別はあった!」って言っているものに繋がるんじゃないか?って。オレこそがオタクだったのに!!隠れてアニメも見てたし、プラモも作ってましたよ。オタクが、オタク的な行為をする人間を冷たい目で見てたんですよ。
● ここまで書いて、我に帰ったけど、オタク差別がどうとか、オタク行為が恥ずかしいとかじゃなくて、職場の空気を邪魔せず、自分を守りながらつつがなく過ごすことこそが「仕事にありつく」方法なのだ、ということに思い当たりました。世知辛いけど、所詮「職場」だからね。「さよなら人類」はやっぱり歌うべきじゃなかったよね(職業人としての観点から)。おしまい。
● おやつにホットケーキに生クリーム。この組み合わせに味を占めて、今日はそこにバナナをトッピング。これで、立派なバナナトライフルだ!ジョコシロップもかけたぞ!!うまーい!!(ホットケーキにとろけるチーズってのも良い感じだったので、明日はさらにそこ、詰めてみます)

● コロナのおかげでお客がいないのか、閉店時間が繰り上げられたからなのか、新宿ペペにできたばかりの焼肉弁当屋さん「ふたご」が19時代で早々にベンチ王の半額セールだったので買ってきました。通常価格が1000円なので、まず買うことはないんですけど、駅弁考えればそんなものか。

● 食べてみて、これが半額で500円なら上出来だと思います!美味しかった!……でも800円でも、崎陽軒のシウマイ弁当の方がボリューム的にも満足感あるし「ちゃんと強いるっとは思うんですけども。しかし、この店、大阪焼肉を歌っているけど、大阪に3店舗しかないけど、都内に30店舗あるんだよ。それで、大阪って名乗っちゃうのは「雰囲気」なんだろうな。