● 先日のめまいの件、病院に電話したらいつもの主治医の先生がお休みだったので、明日の予約。心配しすぎなのかもしれないけど、少なくともコロナ云云よりは身近に怖い。とはいえ、怖がりすぎていても話にならないので今日は映画行ってきました。
● 三池崇史の『初恋』。なんだか、タイトルと違って大変なことになってくるドタバタバイオレンスらしいので、ちょっと期待。窪田正孝と女の子の逃亡劇が主軸なんですけど、実際、飽きさせずに周辺のドタバタをバイオレンスで見せて行くテンポの良さは確かに面白かったです。良い意味でとても「三池崇史」!って感じ。窪田正孝が、不器用でぼーっとしたボクサーを演じているんですけど、それがなかなかハマっているところが一番印象的。なんか窪田正孝って顔立ちを生かしてセンシティブな青年をやることが多いとは思ってたんですけど、こういう「思考力は足りない野生派」もできるわけですね。そこに本気で感心しました。ボクサーらしい体も作り込んでたし、見直しちゃった!
● キャラクターの行動がうまいこと転がっているおかげで、無駄な配役がいない当たりが偉い!と思いました。キャラクター映画、キャラクター漫画が流行っている今時って、面白キャラを立てるために物語に不要なキャラを配置してしまうことってままあるわけですけど(別に、それが悪いとは思わない)、本作はキャラに過不足がないだけでなく、一人でも欠けると話が回らないというレベルまで刈り込まれているわけです。なおかつ、全員めちゃくちゃキャラが立ってる。そこにうまさを感じました。傑作!!とか煽り立てるほどのこともないのですが、観てがっかりはなく、適度に面白いバイオレンスアクションです。例のアニメのシーンって、やっぱり予算内で収めるための苦肉の策なんでしょうねえ。何れにせよ、観て「ちょっと得した感じ」で劇場を出られる。こういう映画って大事ですよね。
● 唯一「どーでもいいアクセントとして出てくる酔っ払いの女」。これもキャラ、芝居がオモシロイなーと思ったらハロプロの女の子(矢島舞美)でした。ベッキーもそうだけど、可愛い女の子連れてきて、こういうことさせられるの三池崇史はうまいなー。
● しかし、驚いたのは、最近東宝系の映画の上映前にやってる「上映中にカップルの男がポップコーンとコーラ買いに行くショートムービー」あるじゃないですか。観るたびに「アホか!こんな奴いたら張り倒したくなるぞ!」って思いながら、まあ飲食で金落としてくださいよっていう劇場側の気持ちはわかるんだけど、上映中に買い物に行っちゃう神経の太さに唖然としちゃうやつ。
● あれ、今日隣の座席のカップルがまんまやってたんですよ!!すでに食ってるポップコーンの買い足しなんですよ!しかも「ここ観てないと先の展開に支障きたさないか?ってタイミング」の映画始まって15分くらいで!!……実際にいたら、張り倒したりはしないもんなんですね……。驚きのあまり、怒りすら覚えなかった。そして、現実はやっぱりすごい!!って。カジュアルだなー!!って。
● 映画の帰りに、新宿西口の「豚珍館」(なんか合成肉みたいなトンカツがおなかいっぱい食べられる)で、メンチとコロッケの定食。同じ値段帯ならトンカツ食べるより、こっちの方が美味しいかもしれない。ご飯も豚汁もおかわり自由で850円っていうのは、妙な定食屋より安くて、新宿にあるとは思えないお得感なのです。

● まあ、トンカツ屋だというのにこれだけで判断しても気の毒なので、今度は「ちゃんとした肉」を使っているであろうロースカツ定食でも食べてみるかあ、と思いました。
● 『裏世界ピクニック』がTVアニメ化だそうで、読んでいるので、主人公二人のに声がつくとどんな感じになるのか、ちょっと楽しみ。読者からしたらタイミングが遅い気もするけど世間的にはそう関係ないだろうな。公式アナウンスがnoteで、っていうのがイマドキ!!と思いました。
● 今夜はたちくらみませんように!