● 今日は昼から猛暑の中、「横山宏のマシーネンクリーガー展」を観に、八王子まで出かけてきました。駅ついたらすごい人で、八王子ってこんなに賑やかなのかー!と思ったら、今日は「八王子まつり」だったんですね!駅前からすごい人で、メインの道路も歩行者天国にして、山車だ、神輿だで大変な騒ぎ。危うくバスに乗りはぐるとこでした(ギリギリ道路封鎖前のバスに間に合った)。

● しかし、本当に展示物の充実度にびっくり!!なんて点数。マシーネン関連だけでも、先生の手がけた雑誌掲載時のオリジナルモデルから、ガレージキット、プラモデルまでありとあらゆる作例がぎゅうぎゅうに詰まっています。あまりの点数の多さに「え?これ、時系列とか、カテゴリとかバラバラ?」「見た目のバランスだけで並べちゃってるじゃん!」というあたりはご愛嬌。とにかく、すごいんですよ、物量が!!これなんか、雑誌「ログイン」の表紙のモデルだし。

● お遊びで作ったっぽい、光武まで!

● 整理されていないとは言ったけど、すべての作例に初出の年号と媒体など、キャプションがつけられているので時間と手間をかければもう少し「マシーネン史」みたいな展開とか「横山宏個人史」とかの流れをつけることもできたと思うんですけど、まあ、このごちゃごちゃ感も、横山先生らしいといえば、そうかもしれないですね。横山宏画による、小林真版バウンドドッグとかレアすぎる(以前、何で見たんだっけ?)。

●しかし、ここまでの立体物を横山先生はどうやって保管、管理しているのか!いずれにせよ、マシーネンファンはこれを機に、八王子まで行くしかあるまい。クラクラするほど、どっぷり世界に浸れるだけのネタはありますよ!!招待券くださった大森さんに感謝!!
● 帰り道に中野ブロードウェイに寄ったら、Animanga Zingaroのギャラリーで「エコエコアザラク 2019展」なんてのがやってました。原画の展示も楽しかったです。黒井ミサは初期はなんだかシリアス気味で怖いけど、途中からとぼけた雰囲気を出すようになってきて、昔はそこから好きになったんですよ。色々と無責任なあたりが、物語の自由度をあげてる感じとか、漫画としての軽妙さも合わせてなんか可愛らしいんですよね。ミサが、というよりも、作品そのものがキュート!なんと、現在、kindleだとチャンピオンコミックスの1〜3巻までが無料で読めます!可愛いミサが読みたければ、やはり購入するしか……。
● ツイッターで、東海村原八さんの「フィギュアの教科書 原型入門編」が紹介されてて、もう5年以上も経つのに、フィギュア関連書籍の売り上げ第9位!まだまだこの本も現役だな!と確信。こういう実用書で5年以上、色褪せないってなかなかないですもんね。原型入門ってなかなか綺麗な形でまとめられることもないんだけど、これはすごくわかりやすいし、細かなTIPSも載っててとにかく実用的!メカ、フィギュアなど、原型の最前線で仕事をしているというだけでなく、フレンドリーかつ、達観してクールな原八さんの造形スタイルが「入門書」っていう形にバッチリ合っていることの証明でもあります。初心者はもちろん、中級者でも十分役に立つすごく良い本なので、オススメです。