● 今日は昼から新番組のカメリハ。それまで何を言っても抽象論の返事しかもらえず、ボワーっとしか話が進んでいなかった番組企画に対して、放送一週間前になって急に、ガチガチの整合性を重視すべしとの要件定義をしてきました。内心は、生放送で、そんな整合性なんて担保できないんだから「余裕」を持たせるほうが断然現実的だと思うんですが、先方は「絵に描いた餅」がどうしてもほしいらしいので、「お仕事」として丁寧に仕上げて構成台本を作ったんですよ。そしたら明けてたった2日、カメラリハ前日の夜中に、思いつきのアイディアをぶち込んでこられて、「これを取り入れた台本も作ってほしい」と。「思いつき」は「整合性」と折り合えないから仕方ない。時間が時間なので、無視りましたけどね。

● もう俺の出て行く範疇じゃないんです。オレの番組じゃないから、あとはどうなっても結構。責任の放棄とはちょっと違うんですよ。お金いただけるなら、絵に描いた餅も描きますよ!それがオレの責任。とにかく、生放送対応に必要なのは「ある段階までのシミュレーションを想定すること」であって、「イレギュラーを想定した台本を数作る」ことではないんですよ。ちなみにリハーサルは案の定、時間の関係で最も汎用性のあるパターンをやっただけでした。良かった、無駄な作業をしなくて……。あとは生放送で、反射神経が試されるだけ。

● 自宅でビーフストロガノフって食べたんですよ。なんか気分で彼女が作ったらしい。ビーフストロガノフって、その昔は「凝った料理の代名詞」的な扱いをされていた時期、あったんですよ。男のズボラ料理であるインスタントラーメンや、男が作りがちな野菜炒めなんかと比較した「女の作る凝った割には正体がよく分からない料理」のイメージですね。でも、実際にはビーフストロガノフって、短時間でパパッと作れて、カレーなんかよりも断然簡単にできちゃう料理なわけです。今回、彼女もそのつもりで作ったんですよ。これは彼女が手抜きをした!とか腐してるわけでもなんでもない。それでもいいんですよ。たまにはそんなビーフストロガノフ食べたくなる時もあるし。たまに食べると、「あ、ファミレス!」って思いますよね、ビーフストロガノフ。簡単だけど、そこそこ美味しい。そこが大事だと思います。(むしろ野菜炒めの方が美味しく作るの難しい)

● で、食後は誕生日にと彼女が買ってきてくれたタカノのケーキ。うまい。間違いない。

● と、いうわけで、めでたく本日、54歳になりました。キャラクターでいえば、佐渡酒造とか、磯野波平とか、教師生活25年の町田先生とかが54歳設定なんだそうですけど、永井一郎じゃねえか!もし、オレがアニメ化されたらCV永井一郎か!なんかおじいちゃんみたいなキャラになっちゃうんじゃないか!!

● しかし、昨日から新調したキーボードが非常に調子がいいので気分がいいです。家でしばらく文章をあれこれ書いていたい。早速明日は朝から出かけちゃう仕事ですけど。