● 今日は世間は連休だけど、プライベートレッスンと営業活動。思いもかけないところから仕事がやって来たりするので気は抜かない。喜んでくれる人と仕事をするのが一番だけど、営業も大事。だって、他人を気にかけてくれる人なんて、そうそういないので気を抜いていると仕事がなくなっちゃうからなのだ。フリーランスの厳しさは、まさに「ここ」にあるんだと思いますね。で、日々の生活費を稼ぐのに、ひいひいしている間にも世間では楽しそうなニュースが!ゲームショーでも色々発表があったみたいですね。3DSのDSでの「セガ3D復刻」シリーズ「SEGA AGES」に、ついに「バーチャレーシング」来ました。メガドラ以降、初の移植ってことでいいんですかね。

● 同じゲームショー関連だとこれも気になった!韓国メーカーが開発したVRアドベンチャー『FocusOnYou』というのも、一つのエポックになりそうなタイトル。これを日本が開発しなかった(できなかった)ことがポイントかなと思いました。売れる、売れないはともかくとして、こういう美少女ものタイトル、かつ実験的なコンテンツというのは、これまで日本がリードして来た部分があったと思うんですが、それが気づいたら韓国が先鞭をつけてる。「ときメモ」「ラブプラス」と続いて来て、「テライユキ」だったり「初音ミク」だったりという経緯を踏まえれば、日本産でこういうシミュレーターが生まれてもおかしくなかったと思うんですが、やっぱり「余裕」がないって感じなんでしょうかね。

● ただ、今、日本の国産でこういうのやるなら、ここまでロリっぽくはしなかったんだろうなあ、というのが第一印象です。設定上、16歳の高校生ってなってるけど、オレには中学生、小学生にしか見えない!

● 週末の講義のためにDCコミックをバサバサと読み返してるんですけど、DC決して悪くないんですよ。ちょっと頭が硬いかもな、とは思うけども、そこもまたDCのよさ。ただ、こと映画に関しては近作が「アクアマン」と「ワンダーウーマン2」でしょう?パンチないですよねえ、世間的には。で、起死回生?のつもりか「ジョーカー」の単独タイトルを突っ込んでいこうということなんですね。なぜ「スーサイドスクワッド」(ジャレッド・レト)と別ラインにするのかは謎なんですけど、今度は、あのホアキン・フェニックス(リバー・フェニックスの弟としてしか認識してない)。かなり「不気味モード」強調されてますね。

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Camera test (w/ sound). Joker.

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● で「ウオウオフィッシュライフ」ってなによ。「カニの力が高まる」のようなもの?よくわからないけど、語感はいいよね。本当になんだかわからない!

北海道で熊が出たけど、町議会でこれまでの報奨金、1156万円が否決されたために、猟友会の人たちが出動しなくなって、町の人たちが困っているというニュース。「銃持って出かけただけでそんなにお金出すの高すぎない?」っていうデスクワークの人たちに対して「命がけで熊退治に行って流のに、後から値切るってどういうこと?」っていう猟友会現場の意見。自分は当事者じゃないから詳しい事情はわからないけど、予算撤回して後出しで値切るっていうのは筋が通らないよなあ、とは思います。だから、現時点では猟友会の筋の方が通ってるなと感じました。本業ではないにせよ、後出しは都合が良すぎるよね(オレたちもたまに仕事で嫌な気分になることが多い)。

● そういえば、劇場版『若おかみは小学生』を観てきたんですよ。

● 子供向けの実に健全な内容のアニメなので安心してたのしめました。安心して、というのは近代的なイデオロギーとは無縁の、素朴な子供が描かれていた、ということです。最近はアニメとはいえ、やっぱり「個人のアイデンティティの葛藤」とか「社会とは何か」とかある種、新自由主義的なものに基づくテーマを描くことがハイティーン向けのアニメ、漫画のパターンになってると感じるわけですが、このアニメは本当に保守的(日本会議みたいな軍国主義復権、みたいなものとは別物)なんですよ。そこが本当に素朴でよかったんです。「生きるとは何か?」「自分は何者なのか?」みたいに主人公が悩む話ではなく、進歩的な人たちからは窮屈そうに思われるであろう昔からの慣習に身を置き、許容し、その中でいろんなことを許容していく主人公の姿を、アニメ的な快楽(動き)でもって生活臭たっぷりに描く、日常系だったからです。それから、あくまで子供向けの目線でありながら「死ぬ」「生きる」ということにも突っ込んでいて、凄みはありました。これも、哲学的なテーマに踏み込むティーン向け作品だと「生きるとは?」って急に「理屈」化しちゃうもんなんですけど、ちゃんと「生活」の中に落とし込まれているところもいいんですよ。普段、フェミニズムだとか、抑圧されている職業人だとかってことがオーバーブーストしてしまって、そういうリベラル寄りの社会活動に正義があると思っている方々は、こういう映画を観てどう感じるのかな?ということまで気になりました。そのくらい、保守的なんですよ。

● それが心地よく、しかもその「許容していく主人公」に「生活するってこういうことだな」と胸を打たれた自分としては、やっぱりリベラルってどこか絵空事なんじゃないか?と感じられる映画でした。面白い?って聞かれたら「そこそこ面白い」というのが素直な感想ですが、どうだった?と聞かれれば「まさにファミリー映画。それで持って、オレは泣いた!」と答えるくらいには感動しました。