● 作業の合間を縫って、『ジュラシックワールド/炎の王国』観てきました。驚くことに、かなり『ジュラシックワールド』じゃないムードの映画。開放感がないというか、夢の世界の描写がほぼ、ない。さらに景気のいいアクションの数珠繋ぎで序盤戦を見せた後は、舞台は「館」に!!そこからは暗くて、狭くて、スリラーテイストで見せていく怪獣映画という感じ。監督、アントニオ・バヨナ(『永遠のこどもたち』『怪物はささやく』)の個性を考えたら、その辺りが本領発揮というところか。でも、誤解を恐れずにいえば、後半戦の味わいは「80年代の特撮怪獣パニックってこんなだったよなあ」という印象です。つまんないわけじゃなくて、結構見所多いし、個人的には面白かったんですけども、なんかいろんな要素が強引にくっついたバランスの悪い映画だなあとは思います。いろんな思惑が入り混じった結果こうなった、という感じかもしれません。あ、サスペンスっぽいムードは、これまでの映画で一番「クライトンの原作」に近いのかもしれない!ちょっと「社会への警鐘」みたいな色も強いし。これ喜ぶのって10代男性だよなあ。いずれにせよ、後半以降は、完全に新しい世界が開けてしまう新展開なので、今後のシリーズを見越しての、大きなターニングポイントになってる作品だと思います。

● 新種も前作のインドミナスほど大怪獣ではないんですが、エイリアンウォリアーのようなかっこよさはあるかな。この流れを引き継いだ新生『ジュラシック』シリーズ。まともに考えたら、次回がとんでもなく面白くなりそうなんですけど!でかい予算がついて、盛大に『ジュラシックワールド3』が作られますように!!

● 電車の中吊り広告で見て、とても気持ちが悪かった新築マンション広告のキャッチコピー。「この名作、いよいよ完成」。シティテラス小金井公園ってとこのやつなんだけど、完成前のものに「名作」っていうのは、さすがにどうかと思うんですよ。名作っていうのは、評価が前提であって、予想するものじゃあないだろうに。百歩譲って「いよいよ完成、名作の予感」ぐらいでしょう。そもそも、マンションって実用品だし、不動産(財産)なのに、名作もクソもあるか?資産価値があるってんならわかるけどもなあ。このキャッチコピーを採用した企業のセンスにがっくりしましたよ。ただでさえ、暑さでがっくりきてるのに。

● あ、プライム会員限定で、話題作プライムビデオが7/17までレンタル100円!!結構、いいタマが揃ってるじゃないですか!「ブレイブストーム」(レッドバロンとかシルバー仮面とかのやつ)とか、観ようと思ってたんだった!すぐ観なくても、一ヶ月はオーケーなので今のうちにポチっておくのがいいと思います。「ジョン・ウィック2」とか「キングスマン:ゴールデンサークル」とか、劇場で見逃している人はこの機会に見ちゃうのもいいですよね。

● 週明け、火曜の夜はオタク大賞マンスリーで「石森大好きクラブオフ会」の二回目が開催されるので、今から手持ちの石森漫画を読んでテンションを高めておいてください。

● え?ご自宅に石森漫画がない?そりゃあ大変だ。早速入手してくださいよ。できれば『番長惑星』とかがオススメなんですけども。

● 明日は日曜ですが、取材につき早起きの巻。シリコン流して早寝しよう。