● なんだか、先日Netflixで「ボクらを作ったオモチャたち」の「トランスフォーマー」回を視聴して、タカラの思惑を超えたところで結実した、アメリカのおもちゃビジネスの権化、みたいな作品だたんだなあ、としみじみ思っていたら、唐突にアニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』タカラトミーのYouTubeチャンネルで無料配信始まりました!なんという偶然!!6月14日(木)までは第1〜10話が(すでに5話まで観てしまった)。以降、15日(金)〜11〜20話、22日(金)〜21〜29話と、どんどん配信されてていく模様。

● オリジンを改めて観られるのは嬉しいし、初回から鈴置洋孝:スタースクリームのクズっぷり。メガトロンの太っ腹ぶりが堪能できたので満足度も高いです。ちなみにコンボイの「私にいい考えがある」(でも失敗)は、第三話の時点で確認!!以後の定番になるとはなあ。しかし、これを放送当時観た時には、唖然としたと言うか、「なんでアメリカ人はロボットをこういう扱いにするのか?」と困惑したものです。もはや慣れましたが、そのくらい当時のオレにとって(たぶん多くのロボットアニメファンにとって)、メカ、ロボというのは「こんなマヌケではない」という思い入れがあったんですよねえ。

● 無性に食べたくなって、自宅で作った「カレー南蛮そば」が非常に美味しかったので書き留めておきます。カレー南蛮といえば、圧倒的に世間の流れは「うどん」派。その意味はよくわかります。

● 「カレーというパンチのある味わいに合わせるなら、やはりやさしく、フラットな味わいのうどんの方が合うだろう」そういう思い込みは誰にでもあるものです。そばの場合は、どうしても「蕎麦としての主張」がカレーとぶつかってしまうというのは、うなずける話です。さらには「そば独特の「麺のコシ」がカレーの強烈な味わいと噛み合わないのではないか?」ということもある。

● ところがカレーそばにはカレーそばになりの独特の個性がある。それは「圧倒的なB級感」。前述の「合わない感」を逆手に取って、カレーとそばという個性の強い両者を、だし汁と言う和風しょうゆ味で強引にまとめてしまおうという豪快なセンス。無謀とも思えるチャレンジ魂がなんとも言えぬB級感、キワモノ感あふれるメニューなのだ。さらには、これによって、もそもそ、ズルズルとおとなしく食べざる負えないカレーうどんに対して、つるつるとすすれるそばの醍醐味を実現している点も見逃せない。ゆえに、立ち食いそばに行ってカレー南蛮そばを食べたくなる時というのが、オレには確実にあるのだ!!

● という能書きはさておき、家で作った「カレー南蛮そば」は最高だった。なに、作り方なんてのは誰にでも出来る簡単かつ、シンプルなものだけど、真似して良い目を見たいなら、以下のことは気をつけて欲しい。まずそばは乾麺を使うこと。簡単だからといって「ゆで麺」を使うとがっかりするから気をつけて欲しい。そばのコシを家で再現するベストなチョイスとは「乾麺」なのだ。それから、つゆは市販のそばつゆで構わないが、甘めのものを使うこと。本格江戸っ子向けそば(いわゆる、神田藪みたいなタイプのやつ)のような、塩辛いタイプのものだとまずカレーと大喧嘩してしまう。うどんつゆとしても使えますよ、というような「ゆるいタイプ」のめんつゆでいいと思う。これで、いわゆるふつーのそばを作ったら、なんでもいいから温めたカレーを掛ける。レトルトの一番安いやつでもいい。そして忘れてはならないのが薬味だ。これは絶対に乗せること。スーパーでこの時期夜になると安売りする「そうめん薬味セット」みたいなものが便利だが、何たってネギが大事。ネギのみじん切りは絶対に載せたほうがいい。こいつが、カレーと、だし汁の間を取りもつ良いアクセントになるのだ。薬味セットなら、みょうがだの、大葉だのも入っているけど、それも入れちまえ!それも美味い。

● かくして、カレー南蛮そばの伝導はこれで終わる。皆様の健闘に期待する。