● 本日は、オタク大賞マンスリーの生配信を終えて帰宅。いい感じで疲れましたが、楽しかったです。見逃した方は、こちらのタイムシフトでも視聴可能です。まあ、映画もそうだし、アニメも同じことなんだけど、好みは人それぞれ。ほんと価値観ってのは世の中に色々あるよなあとは思います。マンスリーでやってるのは、決して評論ではなく「個人的評価」という点に尽きるということで、皆様、お手柔らかに。

● 映画といえば、いつ予約してたんだっけ?と思うほど、前に予約していた、メディコムの「2001年宇宙の旅」アイテムがやっと届きました。MAFEX『2001: a sapce odyssey』SPACE SUIT ORANGE Ver.。発売延期がなんどもあった末の発送だったので驚きましたが、本当にリリースされてとりあえずは良かった!プロポーションは現代風に、スマートにアレンジされてて(可動考えるとそうなるんですね、きっと)厳密に捉えると「似てない」って思うんですけど、2001年ものに関しては、まあ許します。何しろ、これまで飢餓状態だったわけですから、どんなものでも満足できるというわけです。

● Amazonだとすでに売り切れてすごいプレ値付いてますけど、実際、この後さらにお宝度が増すんでしょうか?そう思うと怖くてまだパッケ開けられない…(開けちゃうけど)

● 2001年といえば、自分が某映画の学校(厳密には、学校法人ではなかったので「私塾」みたいなもんでした)に通うきっかけになったのが、高校時代に行ったガイダンス。担当が当時、その学校の学科長か何かを担当してらっしゃった脚本家(「復讐するは我にあり」の)の馬場当さんでした。その頃の自分は、SF・特撮映画は大好きだけど、文芸的な映画にものめり込んでいて、映画少年としてのアイデンティファイに悩んでいたわけです。で、映画そのものの根本的な質問として「『2001年宇宙の旅』って、話はだるいし、感情移入もできないけど、なんであんなに評価されてるんですか?」と聞いたわけなんです。そしたら馬場先生が「猿のシーンから一転、宇宙に行くでしょう?そこでわー、すごい!と思わなかった?あのビジュアルの開放感。わー、すごいと思えば楽しいでしょ?それが素晴らしいんだよ」とおっしゃられたのでした。正直、馬場当という人は今村昌平監督の盟友だし、人間ドラマがどうこういう派の人だと構えていたのですが、その回答に感激して、入学を決めたのです。(正直いえば、そのガイダンス前に送られてきたパンフの表紙がなぜか「狂い咲きサンダーロード」だった、ということが大きいんですけど)

● そういうわけで「2001年宇宙の旅」という映画そのものよりも、それにまつわることで未だに心に残っている作品なのです。