● 仕事の間隙を縫って、映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」観て来ました。メインのテーマは「20年前のテーマだから今時、古いかもしれない」なあと思ってたんだけど、製作者側もそう考えたのか「微妙にズラして」作ったら、あら不思議、30年前の映画みたいになった!!おかげで、わかりやすい近未来アクション映画的にはなってるんですけども、衝撃がない分、批評家筋には受けも悪そうだし、興行も苦しみそうな気がします。でも、実写になって得たものも大きいとは思いました。少佐がちゃんとリアリティある人間に見える(比喩や劇中のテーマ云々ではなく)!アニメが描く、二次元の「キャラクター」よりも、安易にリアリティを獲得していることは「実写の特権」だと思うし、本作の楽しみどころだとは思うのです。シネマティックユニバース版の、いや「NEW52」後の「攻殻機動隊」として応援したいけど、たぶん続編は無理だろうなあ。

● そこまで期待していたわけでもないんですが、裏切られた点が3つ。トレーラーを観て「え?CG微妙なんだけど大丈夫?これ予算ないの?」って不安になってたんだけど、「いやあ、本編はだ丈夫でしょう」と周囲から励まされて観にいったら、やっぱりつらい箇所が結構な分量あった!あと裏切られポイントその2!ネット上でワケ知り風に「この監督は相当の押井好き」という書き込みを山ほどみたのですが、それ!「押井映画を五回くらい観た人」の間違いじゃないのか?士郎正宗成分はほぼ無しで、押井版「攻殻機動隊」に、過去シリーズの小ネタをミックスされた感じなので、確かに「攻殻機動隊」っぽい記号で溢れてましたが、押井守が「攻殻機動隊」(2ndGIG含め)の重要な要素としていた「いわゆるサイバーパンク」成分が抜け落ちているという、ファンとしてはあるまじき造反!やっぱり、その辺りはエンターテインメントとして難しいのかなあ。それともエピソード0なので、そこまで踏み込むには要素多すぎ、って判断なのかなあ。裏切られポイントその3!桃井かおりが出てるなんて知らなかった(’∀`)。まあ、面白かったから、桃井かおりに文句はないです。ちなみに、多脚戦車のおもちゃは欲しいです!!

● そうそう、クレジットが「北野武」じゃなく「ビート北野武」だった!

● で、帰宅してひとりごはん。昨夜、回鍋肉食べたくて買って来たピーマンが大量に残ったので…

● せっかくだからと10年くらい前に「いいとも!」界隈で流行った「ピーマンの煮浸し」作りました。タモリさんが「ピーマン食べるなら一番これがうまいよね」と言ったてたやつで、ネット上でもだいぶ広まったてましたね。ピーマンをかなりしんなりするまで(軽く焦げ目がつくくらい)、ごま油で炒めて。

● 醤油、みりん、酒(なければめんつゆでもオッケー)で、さらにふんにゃりするくらい(5分くらい?)煮ます。

● おかかをかけて、そのまま食べてもいいんだけど、タモさんのオススメは一晩冷蔵庫で寝かしてご飯に乗せて食べるってやつ。

● あと、これにしらす干し(タモリさんは九州の人なので「ちりめんじゃこ」って言ってたけど)を乗っけるのがタモリ流なので、それに準拠しました。

● うまいですよ。ピーマンの苦さは、熱をじっくり通したことで消えちゃいます。風味だけ残ったピーマンは、食べやすいし、何しろしらす干しは単独でも十分美味しいですからね。ピーマン余ったらオススメです。ピーマン苦手な人も食べやすいかも。ただ、オレ、そこまでピーマン好きじゃないというのはあります。タモリレシピに失敗はないけど、好き嫌いというのは、まああるってことです。(なんだか、いつの間にか料理ブログみたいになっちゃったぞ!!)

● JAXAがやってた13泊14日の「閉鎖環境適応訓練」の治験バイト(ボランティア?)、面白そうだなと思うし、協力費38万円もらえるし、治験としては異例の50代でも参加可能なので興味あったんですけど、また募集しないですかね。まあ、2週間に渡って世間から隔離されちゃう感覚って、困ることもたくさんあるだろうけども体験して観たい、とは思うんですよ。しかし、治験ボランティア、健康診断の代わりと思えばなかなかいいとは思うんですけど、50代はさすがに対象外だよなあ。あと、喫煙者だしなあ。