⚫︎ 「ジュピター」観てきました。正直、そこまで期待値は上げていきませんでした。マトリックス3とかで、ドンパチやると、ああいうわけわからないことになる、というのは理解してたから。いや、それで大正解でした。すごいチープ(画面が、というよりも、設定、展開、全てが!!)。DQN大家族の女の子(職業は掃除夫)が、実は、宇宙規模の王室の後継者だった!という、「実は本当の私は・・・」的な意味で、マトリックスと同じ話。(人間と狼のハーフ、みたいな設定のヒーローがまたマトリックスの「ネオ」の立ち位置と同じ)それなのに「気取った感じ」が無くなったら、スタイリッシュアクションじゃなくて「フラッシュゴードン」みたいなバカスペオペになるんですよ。シカゴの貧乏一家の所帯じみてる描写と、宇宙王室の珍妙なゴージャス描写が交互に描かれるんですが、そのアンバランスさもあってせせこましいんですよ(笑)。宇宙規模のスケールの大風呂敷広げちゃったのに、がんばってるのは10人くらいというあたりも、チープこの上ない。お話を考える人が陥りがちなケースなので、気をつけないといけないよな、と反面教師になるような作劇だったと思います。まあ、それら安っぽい仕掛けが「狙い」(仮に猥雑さみたいなものをテーマとしているなら完全に裏目)だったとしても、受け止められ方は完全なB級スペオペ。むしろ、そういう珍妙映画として愛でてあげる方が、幸せなんじゃないかと思います(笑)。

⚫︎ 個人的に好きだったところは女王継承の書類手続きのお役所のクドさ。やけに丁寧に描くギャグシーンなんですが、本筋には全く必要ない(’∀`)。ここで、カメオ出演でテリー・ギリアムが出てきます!こんな、些細なとこを面白くしてないで、肝心の部分をちゃんと考えようぜ!!あと、年増の悪役お姉さん、タッペンス・ミドルトンというよく知らない女優さんが可愛かった!いずれにせよ、春休みだよなーという気分にはなれたので良しとしよう。

⚫︎ 先日、誕生日だったこともあって、彼女からもらったプレゼント「ゴジラ」リュック!!まあ、よく見れば「ゴジラ」という、不思議なデザインで、これから愛用しようと思います。

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⚫︎ ゴジラといえば、新ゴジラは、庵野+樋口コンビという体制で作られるという報道。4月1日なだけにネタの匂いがしましたが、本当のようですね。庵野監督のコメントも読みました。考えてみれば、何を作るか、に関する意思表明として、こういう形で明言するのって異例じゃないですか?インタビューや発表記者会見なんかの折に出てくるならまだしも。