● 夕べ、カッターで多いに左手中指をザックりいってしまい、大出血。今日も絆創膏の間から流血しつつの仕事(ノД`)。さすがに、今夜はカッターさわらないで寝ますよ。(まだ触るとイタイ)。しょんぼりしてたら、彼女が夕飯にクマのビーフストロガノフ作ってくれたよ。

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● 元ネタは、たしか風呂に入ってるクマちゃんな感じだけど、これは、底なし沼に沈んで行く感じでもあるよね(笑)まあ、これで少しはゲンキ出ましたよ。

● 帰りの電車で、何故か「紅三四郎」の歌を口ずさんでいるおじさんがいて、気になって気になって、帰宅後すぐに主題歌を聴いた。前にも書いたと思うけど、この曲はカッコいいよね。タツノコアニメの中で山本正之をのぞいては「マッハGoGoGo」に匹敵するカッコ良さ。「赤い太陽、それより赤い」って歌詞は神フレーズ的なくどさがある。そう、タツノコプロってのは、くどさが信条ですからね。

● 実は、子供の頃からタツノコプロの「貧しい感じ」が嫌いだったんです。紅三四郎なんて、バイクに、赤い柔道着というアナクロさと貧乏くささですよ。昭和40年代、キラキラつやつやした無機的な未来に憧れていた子供にとって、この妙な「昭和感」というのは、なんか受け容れられなかったんですよね。手塚アニメや、東映動画の、しゅっとした、悪く言えばキャラクターの人形くささ(大塚英志は、それでも「血が通った肉体」と表現するけど)の方が、断然可愛いし、オシャレだと思ってました。それにひきかえタツノコは、眼の内側に涙たまるとこあるし、脚や腕の描線もなんだかむちむちっとしているし。今思えば、それはタツノコプロが意図的に獲得しようとしていた「肉体」だったんですよね。ひょっとすると、その生々しさというのは今で言う、非オタク的なものかもしれない。それが、苦手だったなんて、オレは子供の頃から「オタク」だったのかなあ。

● もう一回書くけど二番のしめ、「沈む夕日のその果てまでも響くその名はぼくらの紅三四郎」っていうところ。もうカンペキだ。カッコ良すぎる。