● 先日観た「孤独のグルメ」。砂町銀座の回なんですが、完全にバラエティ番組的な展開になってました。お店カタログ。前回の「オタク大賞マンスリー」(ニコ生あり)でも話したんですが、テンプレ化がすごいここ数回。さらに、今回はそれを押し進めたイメージで、何を食っても「美味い」しか言わないゴローさんに違和感を感じ始めました(もちろん実名店舗でロケするからには、原作のような「がっかり描写」は難しいですが)。これまで、そこそこ誤魔化せて来てのは、店のムードや店主のキャラ付けなど、ドラマ的要素があったからなんですね。お店の雰囲気などが皆無だった「買い出し」編になると、その弱点がモロにまるわかりになったイメージ。必要以上に期待してるわけでもないのですが、今後の展開が心配です。もっとも、バラエティ化したおかげで視聴率が上がる、という過去例たくさんあるので(必殺とか)単に、個人的好みの問題なんですけどもね。

● ドラマといえば、前述の必殺もふくめ、オールドスタイルのテレビドラマってかなり「濃厚」なものでもありましたよね。特に、思い入れあるのは、市川森一。現在公開されている、「市川森一の世界」素晴らしいので、気になる人はチェックするといいよ。特に、期間限定で公開されている脚本の部では、「傷だらけの天使」の一本「自動車泥棒にラブソングを」をはじめ、ブースカをはじめ「ウルトラセブン」あたりもがっちり読めるのでおすすめ。書籍はほとんど絶版になっちゃってますしね。個人的には、「私が愛したウルトラセブン」の公開が嬉しいです。