● ヤバそうな空気漂っていた某局の2時間特番なんだけど、ミーティングで道筋つけてあげてから、2週間にわたって連絡は来るけど具体的な進捗さっぱりわからず!大丈夫なのか?来月頭にはスタジオ収録だぞ!編成がそれなりのランクのタレント仕込んじゃってるんだぞ!と、いうわけで、途中から巻き込まれた友人(作家)と二人で怯えています。月末週は兵庫の案件で急ぎの作業発生する可能性が濃厚なので、まともに対応してられなくなるんだよなー。
● ミステリ界で話題の、松本清張賞受賞作、森バジルの『ノウイットオール あなただけが知っている』おそるおそる、読んでみました。ミステリといえば、確かにミステリ。章ごとに、ジャンルが変わる短編連作なんですが、最後にいろんなものがつながってくるというタイプの小説(ネタバレでもなんでもなく「まあ、そうなるんだろうな」という予想は立つ)なので、仕組み自体はミステリ何だと思いますが、期待していたものとはだいぶ違っていました。推理小説、青春小説、科学小説、幻想小説。恋愛小説と割り振られているのですが、正直、小説として面白いとは言い難いんですよ。青春小説のパートだけは唯一「あ、結構勉強して書いたな」と感心したものですが、ほかは、推理ってほどのものはないし、科学とか幻想とかってよりは、いわゆるバトル物で、設定も雑に思えるし。
● 徐々に他短編との関連を匂わせつつ、ラストでまとめていく構成なんですが、結果として何かが明らかに、というよりも「ああ、そこがリンクしてるんだな」というオチにしか思えませんでした。野心的なんだろうけど、構想に中身が追いついていない。松本清張賞受賞作ってことで、ちょっと期待しすぎたのがいけなかったなあ。それとも、若者向けって、こんな感じなのかな?実は、今書店で増刷待ちいなるくらいには売れているらしい著者の新作『探偵小石は恋しない』を読む前に、デビュー作を、と思っていたんですが……。次は別の作家の本を選ぼう、という程度にはがっかりしちゃいました。
● Amazonプライムで配信がスタートした『M3GAN/ミーガン 2.0』。やっと観ました!予告編を見ていると「前作のホラー感がなくなって、どうなっちゃうのかな?」と思っていたし、北米で大コケという前評判があったので、不安だったんですが、別の意味でヘンテコな娯楽アクションになってて、自分は全然オーケーでした。途中、湿っぽい話になったらやだなー、と思って観てたけど、ノリノリのまま観られたのでよかったです。不満は、ミーガンの衣装くらい。前作の、ガーリッシュな感じがかっこよかったんだけど、なんだか途中から『銃夢』みたいな感じになっちゃってたからなあ。劇場公開されなかったのは残念だし、北米でスベっちゃったかもしれないけど、『ロボコップ』からの『ロボコップ2』とか、『プレデター』からの『プレデター2』と同じで、サービスしてくれている映画だなー、と思いますよ。いや、そのサービスが「日和った」感じに思えちゃったかもしれないけど。完全な続編だし、共通のキャラだけど、全然違ったムードのおもしろ映画です。
● 同じなんだけど、全然違う!といえば、最新のウルトラ怪獣のガチャHG。ウルトラマンAにブラックサタンに改造ベムスター。言い訳代わりのようにウルトラマンオメガを入れたら大丈夫、って感じの発想は、完全にガイガン山崎の仕業!!ありがたくそのおこぼれに預かります。

● もちろん、オレは初代ベムスターの可愛らしい顔と、絶妙なバランスの体型の方が好きなんですけど、こういうものが存在するのであれば欲しくなっちゃうという感情もあるわけで……。こんなものが、超絶造形でガチャガチャで購入できるなんて(塗装はさみしいので、もじゃもじゃの部分は自分で塗装してお簡いよう!)!世界中で政治は最悪の方向に向かっているという話で持ちきりですけど、最高の方向に向かっていることもあるんですよ!そういう意味で、おもちゃも、プラモも大事なんです。しかし、このオリジナルの面影のなさ!まあ、徹底改造して蘇生させたということなので、外見が別人になってても仕方ないんだけど……この顔立ちで初代より強くなってる、というところが怪しいなあ。
● 昨夜から羽毛布団に切り替えたのは大正解!今夜もデスクでPCに向かっていると足元ヒエヒエですよ!皆さん、身体冷やして風邪なんかひかないように!