● この前Twitterで『パトレイバー2』の話題が上がっててスクショが貼られていたら、マンガにあまり詳しくなさそうな人が『MONSTER』の絵に似てる、とレスしてたんです。ああ、浦沢直樹のことか、と思ったんですけど、アニメ好きなら、そういう流れにあるものじゃないことはわかるはず。パトレイバーの原画の沖浦啓之は、確実に、なかむらたかし、金田伊功からの流れをくんでいたろうし、当然のように大友克洋の画風も関与している。浦沢直樹は、むしろ大友克洋から江口寿史あたり(もしかしたらかわぐちかいじもおおおおおあるかもしれない)の影響下に生まれたタッチなんだろうし、似てると言うならどちらも大友克洋に行くつくわけですね。さらに言えばメビウスまで遡ってもいい。ものごとを語るときに頭でっかちになってしまうと、結果、凡庸な語りしか出力できないわけですけど、知識の量がなければ、やはり発想は狭くなってしまう。知識は日々刷新されていくから、そこは休憩していられないのです。

● 知識を蓄えたうえで「ジャンプ」した部分が人を刺激するし、面白さにつながるんだなと思いました。物事を考えるときに、無意識にジャンプ出来る人もいるけど、オレなんかは意識的にがんばってジャンプするようにしています。これはテレビバラエティの放送作家とてトレーニングしてきたことのひとつ。ジャンプの高さがどうしても出ないので、もうバラエティは出来ないなと持っているのですが……。

● 先週末、Adobeが発表した「Photoshop for ChatGPT」、もう実装されていますけど、ちょっとすごいなあ。手元にPhotoshopがインストールされていない(ライセンスがない)状態でも、ChatGPTを使えばクラウド上のPhotoshopを呼び出してブラウザ上で加工できるというサービス。ブラウザ上で、画像の色調加工や、エフェクトが出来ちゃうということです。ChatGPTに手持ちの写真をアップし、「この画像をAdobe Photoshopを使ってモノクロに変換して」とプロンプトを書けばいい。このとき「Adobe Photoshopを使って」と入れることがポイントになるようです。試しにやってみました。スクリプトは「この画像をAdobe Photoshopを使って、白背景で撮影したように加工してください」

● 自分は無課金ユーザーだし、この機能を試しに使っているユーザーも多く立て込んでいるみたいで、3分くらいの時間を要しましたがこんな感じになります。

● 比較用に同サイズでの写真がこちら。

● おわかりのように、勝手に、明度の調整とかされちゃってたり、画像の一部(フロントサスペンションとか溶けちゃってるし、サイドのスリットとか)が歪んでたりするのが気になるし、落ちている影が消されちゃって切り抜き画像になっちゃってるけど、これは「生成」というWordを入れたのが間違いだったのかなあ?

● さらにボディカラーの変更を指示。こちらはほぼ30秒で完了しました。

● あ!フロントグリル周りの、変更を想定していなかったところまで赤にされちゃってる……。でも、消えちゃった影が戻ってきてる。どういうことだ?そんな調子で、まだ個人的には「実用的」とまではいきませんけど……いずれにせよ、Photoshopを立ち上げて、選択ツールを使って切り抜いて、とやるよりはたしかに手間がかからないですね。興味を持ったら使ってみてください。

● 今日は「5」のつく日なので、ゴーゴーカレーに行きました。サービス券もらうと次回はロースカツが無料!(もちろん該当日に行けばサービス券もらえる)。つまり、5の付く日に行けば、ずーっと「カレーライス」料金で「ロースカツカレー」が食べ続けられるということなのです。しかし、この店内の張り紙、ちゃんと読んでみたら違和感。ゴリラの語尾……。

● 「選んでほしいリラ」って言ってるけど、普通のセンスだと「選んでほしいゴリ」じゃないの?普通のキャラクターならそう言うでしょ?ウサギだったら「選んでほしいウサ」でしょ?「選んでほしいサギ」とは言わないと思うんですよ。あ、ウサギなら「選んで欲しいピョン」か……。