● 今日は、気になるアイテムがいろいろあったし、精神的にも良好だったこともあって、夜勤明けの彼女と連れ立って、ビッグサイトの全国模型ホビーショーへ。ネットで情報はある程度把握していたので、あとは「実物見てみたいの精神で各ブースを巡回しました。

● ハセガワのクァドラン・ロー(TV版)は大きさも、成形色(まだショットが上がっていないので彩色見本とのこと)も良さそうだし、やっぱりクァドランは、TV版のほうがマスクが断然カッコいいのでした。出たら作りたい欲、さらに向上!!ハセガワといえば、このところレジン製の女の子フィギュアを色々リリースしているのはご存知かと思いますが、自分としてはいまひとつ興味が持てない感じでいたわけです。そこで、コレ!『ハレンチ学園』の「十兵衛」!!原型はワンフェスでも人気ディーラー「あらあらこまった堂」の「あらけん」さん。Amazonの予約もまだ始まっていませんが、昭和に子供時代を過ごしたおじいさんとしては欲しくなっちゃうアイテムです。モーレツな単行本の表紙ですね!!

● ハセガワブースでは、ライセンス販売のICM「1/32のヘンシェルHs123A-1」が気になっていたけど今回は情報全くなし!そのかわりファシストの飛行機、イタレリの1/32、マッキ MC.205ベルトロの作例展示あり!このカラーリングカッコいい!完成後も場所食いそうだし、上手く作れる自信もないけどいかす!

● 海洋堂ブースでは、松村しのぶのゴジラの作例の数々を眺めて「ああ、作ってみたいな」と思わされ、噂のキングギドラも確認。ほとんどガレージキットですね、この抜きのシャープさ。正面画像はよく見るけど、背部が気になったので撮影してきました。尻尾もちゃんとカッコいいよ!

● 実物見ると、欲しくなる、作りたくなるのはもちろんのこと「え?こんな大きさなの?」という意味で確認にもなるわけです。メガハウスの近藤版ザクも、大きさが「だいたい1/144だな」と確認出来たり(並行して開発中なのは近藤版ドムと、陸戦ジオのようです)、ベルファインのサンダーバードシリーズが「あ、結構コンパクトで良いサイズ感!」と感じたり。ベルファインといえば、おだてブタが、こんなにでかいとは!!ヤッターワンと比べて!

● これは、ヤッターワンがスケールモデルで、おだてブタは、劇中の実寸(1/1)ということ何でしょうね。いやあ、なんだか価値観がひっくり返りそうな対比です。

● 実物を見て「物量に圧倒される」という面もありました。こちらは「ZIMI MODEL」という中国のメーカーの1/350大和。(中国が帝国海軍の軍艦を作る、ということは歪んでいるのではなく、ホビーが平和な世界であるという証だと思っています)やっぱり「売れ筋」なのか、大和。

● まあ、1/350とはいえ、前例として日本のメーカーもあるので「へえ、で、数ある傑作キットもある中で、中国の新興メーカーはどんなアプローチを?」と思って眺めたらこれ!おびただしいパーツ数!殺す気か?!という、パーツの暴力です。「省略」という過程を踏まず、徹底的にやりました!というあたりに中国メーカーの「らしさ」を味わいました。すげえなあ……。

● 笑っちゃうしかないでしょ!組みにくさとか、無視した「模型」づくりのこだわり!

● あと、実物を見て感心するのはパーツの形状です。グッスマで発表になった「え?今更?」と思える、艦これの島風ちゃんフィギュア!なんと、しましまのニーソックスと、連装砲ちゃんの浮き輪の縞模様を、パーツ分割で再現!常人では考えないよ、こんな分割。

● グッスマと組んでいるマックスファクトリーにも驚きが多いんですよ。これ、 エヴァンゲリオンに出てくるAAA ヴンダーのランナー。完成形は他でも確認できると思いますけど、異常でしょ、このパーツ割り。あの竜巻みたいなグルグルをこんなふうに分割して抜いちゃうのかよ!

● で、こういうチャレンジ精神をさらに感じたのはMa.Kのホルニッセ。出来栄えのイメージとしてはかなり期待できる感じなんですけど……。

● このハードディティールを一体パーツで抜いてみたりするのもすごいんですけど……。

● 注目すべきは、このランナー左端のノズルパーツ!ゲート位置が目立たぬ箇所に配置されてて(通常なら樹脂を流すため、安全策を取ってノズルの縁にゲートを持ってくる)「これはノズル周りの面倒なゲート処理から解放される!」と感動しました。

● その昔、左右分割だったので「合わせ目消しが大変」な時代があって、次に一体パーツだけど「ゲート処理はやっぱり面倒」という時期があって……ついに、今度はランナーから切り離してぱぱっと組み立てられる時代に突入したというわけです。この喜び、作った人ならわかるだろうし、作っている側がそこに思い当たってチャレンジした結果なんだろうと思います。

● とにかく今日はよく歩いたし、孫文にプラモの新製品を浴びることが出来て幸せでした!

● 『ハイスクール!奇面組』がリメイクされるということで、うしろゆびさされ組のイメージMVが出てました。アニメ、マンガ自体には世代的なせいもあって何の思い入れもないんだけど、うしろゆびさされ組の曲自体は当時、ずいぶん聴いたなあオレ、おじいちゃんだから曲に関しては全然馴染めなかった……。よくあるカバー。やっぱり、ゆうゆと高井麻巳子じゃなきゃダメなもんはダメなんだ!あの、当時の二人の「ド素人感」が良かったんだ。

● 歌ってる二人が、あの制服で歌って踊れば、見直せるか……。そういう「リアル」の問題なのか?