● 今日は不思議な目覚め。夢の中で「めちゃくちゃ眠くて、テレビ局の会議室前の廊下でばったり倒れて寝てしまう」「うわーだめだー!眠さに耐えられない」というところまで来て、ハッと目が覚めたから!なんて不思議な感覚なんだろう。夢の中で「眠くて寝てしまう」というのは初めての体験だった気がする。おかげで、起きてからぼんやりした気持ちがしばらく続きました。
● 鳥山明に続いてTARAKO……。いや、色んな意味で「違う世界」の人だけども。やっぱり彼女あってのザブングルだと思うし、ちびまる子ちゃんだと思う。あと、あのなんともいえない「まる子」芝居があったから、アニメ『コジコジ』の、あの「コジコジ芝居」が生み出されたような気すらするんだ。
『ちびまる子ちゃん』で「まる子」役を演じ続けられてきたTARAKOさんが、3月4日(月)未明に逝去されました。
— ちびまる子ちゃん【公式】 (@tweet_maruko) March 9, 2024
TARAKOさんは1990年1月7日に放送を開始した『ちびまる子ちゃん』の初回から、34年間にわたって「まる子」役を演じていただきました。… pic.twitter.com/Yspkuiccsi
● ちなみに「イルカ」と「TARAKO」の類似性を言う人は多いし、オレもそう思ってるけど、あくまでオレの中では、だけど「aiko」も同じラインにいるな、と思ってる。ここは同意してくれる人あまりいない……。
● 昨夜から「0マン」読み直しに引き続いて、手塚治虫の『バンパイヤ』を読み始めていて、やっぱり自分は手塚作品の中でこれが一番好き!ってなってます。劇画的なものに対抗しつつ、割り切れずに「マンガ」であることをやめない手塚先生の意地の一作!という感じ。シリアス、コメディ、怪奇といったバランスがとてもいい。65念う前の自分はもちろん後追いで知るんですけど、『0マン』『魔神ガロン』とかの時代の60年代初期のSFセンスもすごいけど、手塚治虫は「マグマ大使」「W3」「どろろ」あたりの60年代中期のふんばりがすごいんですよね。「バンパイヤ」もその位置にいる作品。絵柄とストーリーテリングががっちり噛み合っている感じ。キャラクターデザイン含めて大好きです。ちなみに「バンパイヤ」は、秋田書店のサンデーコミック版が一番有名ですけど、実は収録されてないパートもかなり多いので、サンデーコミックでしか読んでない人は「手塚治虫文庫全集」あたりを買い直してでも読むべき。それでも未完であることに代わりはないんですけども……。
● ちなみに、ショートショート作家、江坂遊の手による「バンパイヤ第二部完結編」は、怖くて読んでいません……。もう、「バンパイヤ」好きすぎるから、今さら……って思っちゃうんですよ。
● ちなみに、思い返してみると「ブラックジャック」とか、ストーリーは抜群に上手いんですけど、やっぱり「劇画」への目配せが強くなってか真面目すぎるところはあるんですよね(それだけに現代の読者にも受け入れやすい作品になったと思うんですけど)。ちなみに週刊少年チャンピオンは「ブラックジャック」の連載終了後「ドン・ドラキュラ」でコメディに寄せて、「七色いんこ」でブラックジャック路線に立ち返って、ロリコンブームへの対抗心で「プライム・ローズ」をやって「牙人(きばんど)」をはさんで「ブッキラによろしく」「ゴブリン公爵」「ミッドナイト」。みんなはどの時代のチャンピオン読者でした?
● 毎度のことながらありがたいのですが、月刊ニュータイプの今月号、見本誌をいただきました!
● 表紙を見ておわかりの通り、今回はファイブスター推し!というか、所沢で行われている「DESIGNS 永野護デザイン展」にスポットを当てて、ちょっと軽めではあるけれど永野護特集の装いになってます。御本人のインタビューに加えて、過去の永野護に関して富野由悠季、幾原邦彦にもインタビューしてた点が面白かったです。相変わらず富野さんの言説は乱暴かつ、愛ある感じで面白かったです。しかし、付録の「ファイブスターカレンダーシール」はどんなお客が、どう使えばいいのか真面目に謎だ!!
● この「DESIGNS 永野護デザイン展」、なかなか所沢まで足を伸ばすのは……と思っているんですけど展示内容にある「重戦機エルガイム」「機動戦士Zガンダム」の設定画や準備稿、「銀河漂流バイファム」「聖戦士ダンバイン」「機動戦士ガンダムZZ」などの未登場メカのラフスケッチ……というのは確かに見てみたいよなあ!