● 昨日、ショートムービーの脚本仕上げて、先方のチェック待ち。返事が来る前に追加発注があって、事前にプロットまで上げていた台本の構成のラフづくりをはじめました。さらにざっくりしたオーダーの一本があるので、こちらは「打ち合わせ」をオーダーしておきました。打ち合わせが好きなわけじゃないんですけど、仕上げてから「これじゃない」になるような無駄な作業はしたくないので。
● 昨日は、作家の友人から配信番組の現場の恐ろしい話を聞いたんだけど、やっぱり問題はディレクターの不在なんですよ。映像のプロじゃないクライアントからの発注って、オーダーめちゃくちゃざっくりして、おまかせで来るるわりに、勝手にこちらで仕上げて納品すると「ちょっと違う」って言われちゃうことが多いんです。「ちょっと違う」が一番困る!「ここが違う」だったら対応出来るんですけど……。結局、アマチュアで映像制作、配信をはじめよう、みたいな人たちってディレクター(方向性を想像して、具体的にどうすればよいかを考えて、決断する人)が不在なことが多いんですよ。撮影の準備をする人。または作家が書いた台本や、カメラマンが撮った映像に「感想を言う」のがディレクターの仕事だと思ってる人が多い。前者は「制作」だし、後者は「プロデューサー」や「視聴者」の役目なんだけど……。まずディレクターを雇え!!と言いたい。
● それで最近は、仕事を請け負うと、役割の説明、必要なポジションからお話することが多いんです。多くの場合は「なるほど、スタッフが足りないですね」。じゃあ兼任しましょう(たいてい仕事量多すぎてうまくいかない)」とか「予算多く出すので兼任してください(仕事量とギャラのバランスが難しい)」とかって案件を進めてくれるケースが半分。あとは強行して失敗するか、「それは無理なので、あきらめます」。失敗しても、ギャラが入ればオレは問題ないんだけど、諦められちゃうのが一番つらい。相談に乗った分のお金なんてもらえることがないから……。
● Netflixのアニメ『GAMERA -Rebirth-』の配信が始まったので、とりあえず第一話。やっぱり予算の問題だと思うんですけどトゥーンシェイドの3DCGでのキャラクターが古臭いなあ、という印象で、ビジュアル的な不安が観ている間じゅうずーっとありました。こんなに切ない制作予算なのか……。あと、ガメラということで、子どもたちを主役にしているんだけど、リアリティを欠くレベルで嫌な感じの大人たちの描写とかがキツイ!厨二病的発言する母親とか、小学生からこづかいをカツアゲするインターナショナルスクールの外国人青年たち?何それ?!大人として糾弾されてるからキツイ、というならいいんですけど「こんな平べったい、嫌な大人しか出てこない」っていうのが物語としてキツい。さらには、セリフがいちいち「イマドキのテンプレセリフ」の応酬。夢やワクワクもなければ、リアルな重さもない!平成ガメラからのいただきカットだらけなのも気になる(樋口真嗣は怒っていい!)。何やってんだ、脚本家と監督は!というわけで、15分くらい過ぎたあたりでため息が出ちゃいました。久しぶりにアニメ観て絶望した!!オレは、こんな気持で「怪獣だから」という理由でこのアニメを見続けなくちゃいけないの?『ゴジラSP』は面白かったぞ?
● 悪口は何も生み出さないので、いいと思ったところもちゃんと書いておこう。ガメラとギャオスの取っ組み合いは、ちょっとおもしろかったです。
● もう、気持ちを切り替えていこう!!
● なんだか勢いでプレバンで買ってしまった「バーザム・アドバンス・オブ・Z版」。見本写真の状態でわかってはいたんですが、成型色がガンダムMk-2と並べられるように「いわゆるガンプラのティターンズカラー」の濃紺なんです。ガンプラ文脈(無塗装でコレクションできる)からしたら、これは正しい配色なんですけど、でも!でもですよ?AOZ版といえば、デザイナーは藤岡建機!他のモビルスーツ群とは違って、カチッとした無機的なラインでの工業製品的なイメージでリニューアルされてるわけなんですが、色もまた独特。淡い、というか、スモーキーというか、そういうカラーリングがなされているわけです。自分は、建機デザインのモビルスーツだったら、建機カラーで塗られていてほしいんですよ。
● というわけで、ガンダムMk-Vではサボった「塗装」を今回はちゃんとやろう!ということで、メインカラーの調色を始めました。ブルーと白を混ぜてみて、そこにグレーを足して彩度を下げていく所からスタート。今回は、すでに以前作ってあった『戦場のヴァルキュリア』の戦車用に調色した、オリジナルのミディアムブルーの「余り」を使用しています。これをデザイン画と比較するとわかるんですが、やっぱり建機カラーはちょっと「紫っぽい」し「濁りがある」んですね。そこで、赤成分を混ぜていくのが定石なんですが、赤って混ぜても混ぜてもあまり目に見えたは食をしてくれないんです。そこで、今回は蛍光レッドを混色することにしました。こんな感じかなあ?作りすぎると無駄になっちゃうんですが、今回のようにいつか他のプラモに使えばいいのでちょい多めに作ります。足りなくなっちゃうと悲惨なので。
● だいたいこんなイメージで納得。(iPhoneで撮影したので補正が入って実際の色より彩度高めに見えてます)なんか、こんな感じで作った「秘伝のタレ」みたいなカラーが、ちょこちょこあるんですよ。たぶん、プラモ作る人は多かれ少なかれ、こういう「二度と作れない色」持ってるでしょ?(今回のように再調色して使い切るんですけど)