● 今日は『ザ・フラッシュ』観てきましたよ!概ね期待通り。クロスオーバーのストーリーの面白さに加えて、映画(時代ごとの作品、俳優)のクロスオーバーの面白さも盛り込んであって、お楽しみが詰まった娯楽作でした。実をいうと、TVシリーズの『ザ・フラッシュ』が面白かったから「DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)版フラッシュには少しだけ違和感あったんだけど、本作を観てぐーんと感情移入することが出来ました。と、いうのもエズラ・ミラーも良かったんですけど、それに加えてお母さん役の女優さんが良かった。それで悲劇性が立ってるので「バリーが身勝手だから」って気持ちにさせないことに気を使ってたんだろうと思います。ここ、本作の重要なポイントだと思うんですよね。それがちゃんと上手くいってたし、陽性のキャラクターなので湿っぽくならないバランスも良かったと思います。原作?のように言われている『フラッシュポイント』よりもかなり簡略化したオリジナルストーリーで、フラッシュ初見の人もいろいろ理解できるストーリーだと思いました。映画にするならこのくらいが適度な濃度でしょう。
● いろんな事情でDCEUもそろそろ風呂敷を畳みに入っちゃったモードなので、いろいろチャラにしちゃおう、ということである程度は自由に遊べた、というところも良かったのかもしれません。ただ、エズラ・フラッシュはもちろん、本作のスーパーガールもなかなか可愛いので、これで終わりかと思うとちょっともったいないですよね。
● 予告編でびっくりさせてくれたマイケル・キートンはじめ、チョイ役で色んな人も出てきて、そこかしこで「これは○○チュン!」が出来る今流行の「チュン映画」でもありますので、アメコミマニアの人は楽しめるのかな?オレもたぶん半分くらいは「あ」って思いましたけど。一番びっくりしたのはアクアマンのお父さん役でボバ・フェットの人が出てきて、え?ボバ・フェットじゃん!って思ったけど、もともとボバ・フェットの人だったんですね。すっかり忘れてました。しかし、『スパイダーマン:アクロスザスパイダーバース』と同時期に公開というのは気の毒。さすがに、あっちのビジュアルを観た後だと、偶にしょぼいCGの本作は見劣りしちゃうし、筋のビシーッと通った脚本のセンスの良さも、ごちゃっとした流れの本作は雑に見えちゃう。「面白い」んだけどタイミングの問題、そして本邦における「フラッシュ」の知名度の問題で興行的には大いにわりをくってそうです。比べず、DCECの有終の美として(まだ、年末にアクアアマンあるけど)多くのコミックファン、ヒーロー映画ファンに楽しんでほしいなと思いました。(オレはDCコミック贔屓だし)
● ちなみにヴィレッジブックス亡き今、邦訳版の『フラッシュポイント』はAmazonでは値上がってるみたいですけど、アメコミ取扱店ではまだ在庫あるんじゃないかなあ?探して読んでみてほしいです。全然、お話は違うけど「あ、この部分をベースにしたんだな」って楽しみ方も出来るし、名作だから!
● で、鑑賞後久しぶりの「神座」でラーメン。大阪にしかなかった時代と比べたら「ありがたみ」が減った分はあるんですけど、変わらずここの独特のラーメンはおいしいと思います。もう、中華料理とかじゃないんですよ、ここのスープ。
● 毎日じめじめして、今週も来週も雨!みたいな日々が続いて個人的には憂鬱な季節なんですけど、ヨーロッパでは雨が少ないおかげでネス湖の水位が記録的に下がってるというニュース!ネッシーハンターなる人の「ネス湖が干上がり続ければ、ネッシーが水面から頭を出すほどになるかもしれない」というコメントを読んで、親ネッシー派のオレは「ネッシーの気持ちを考えて上げて!!」と感じたのでした。
● 沖縄近海の海底光ファイバーケーブルに中国の盗聴装置が付けられていたっていうニュースがあってびっくり!そして、光ファイバーって盗聴出来るものなんでしたっけ?盗聴の可能性がどうこうよりも、どのタイミングで付けたんだろう?そこが怖いし、盗聴もそうだけど爆破されたりするのだって十分脅威だと思います(「ブラックデーモン」観ちゃったから!)
● 明日の夜は、オタク大賞マンスリー、生配信「「大人として恥ずかしくない任天堂の話」があるよ!時間がある人は観てね!