● ようやくニチアサ観たんですよ。『王様戦隊キングオージャー』この感じだと、オレたちの地球には来ないかな?背景合成に関しては新設のLEDスクリーンスタジオが大活躍してると思うんだけど、それなりに予算だってかかるだろうし大変だな。その分、どこかにしわ寄せが行きそうな気はする。しかし、メインのキャラクターがみんなイマドキのアニメキャラみたいな感じ。それぞれ作り込んであって、妙な味わいのあったドンブラとは変わって「当てに行こう」という気が満々ですね。「ちゃんとやろう」という姿勢は伝わってきます。ドラマ面ではドンブラきっかけに対象年齢を上げてきた一方、ロボ(玩具)対策も真面目にやってる感じもあるし、おはなしとオモチャはそれぞれ別物として扱おう!ってことになったのかな?いずれにしろ、3話目まで観た感じで「ライダーより楽しい」ことを実感しています。youtubeで1話から配信しているので見逃した人はこちらから。ちなみに先週の第2話はヤンキー国の話なので、登場キャラ全員の「口が悪い」のが気になって……これ子供番組としてどうなんだ?と不安になりました。「東リベ」とか基準にしたスーパー戦隊はさすがにガラが悪すぎると思うよ?

● 先日読んだ「このミス」1位の小説で、何が不満だったのか?なぜこのミス1位だったのか、色々考えていて、やっぱり「ミステリを読もう」としたときに自分の中である種のモードがセットされるからだったと思うんです。自分にとってのミステリの作法として大事なのは「気づかないところに仕込まれていたヒント(伏線)」が、謎解きの際に呼び起こされて、見えていなかった「回路」がつながる快感だと言うこと。思い出すのはジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画『鑑定士と顔のない依頼人』。まさか、そういう映画だとは思わなかった!という意味で、よくも悪くも驚いたんですけど、終わってみればあれはミステリの作法が仕込まれているお話だったんですよね。先日の小説は、確かに、登場人物は「推理」しているシーンがあるんで「推理小説」には違いないのかもしれないけど、ヒントが気づかれずに仕込まれているのではなく、ヒントが明かされた途端に、それを元に強引とも言える謎解きが始まる。だからやたらとテンポよく、謎がどんどん明らかになっていくんですよ。そのスピード感を良し、とする人達もいるんだな、と考え直しました。完全に、オレの志向とずれてるんですけどね。

● これは、推理直前までヒントが開示されない、ということでもあるんです。読者が考えるタイミングがない。さらに言えば、そのヒントからその結論にたどり着くのは飛躍しすぎていて不可能!なので、タイミングが合ってもなくても同じなんですけど。そういうわけでまさにnot for meの推理小説だなと思ったんですね。もうひとつ、オレがミステリに望んでいるのは、「怪異」「怪奇」といった理不尽な状況が、論理(科学でもいい)の視点で、理路整然とした構造に解きほぐされるダイナミズムだったりもするわけ。だから、「異常な状況」がより強烈な方がいい。「なぜか被害者の名前の頭文字がアルファベット順だったり」「なぜか童謡の歌詞に見立てられていたり」「なぜか珍妙な殺し方をされていたり」……導入は「超常」であればあるだけいいんですよ。それがちょっと貧弱だったというのはあるんだと思います。

● そのあたりがクリアされるなら、特殊状況ミステリでも、叙述トリックでも、許せる心の広さをオレは持っているのに……。ということで、あえて!タイムトラベルも、物体X的クリーチャーもありの「竜泉家の一族」シリーズの新作『名探偵に甘美なる死を』を次のベッドタイムに選出しました。果たして?!

● 昨年末に、PS4、PS5、Xbox、Switchでリリースされていた(日本でのパッケージ販売は無し)ATARI50周年パッケージ『Atari 50: The Anniversary Celebration』が、Steamで割引配信されていました。バンドルされてるのは、「Atari 2600」「Atari 7800」ほか6種類のハードウェア向けのゲームタイトル100本以上!アーケードで懐かしの「ミサイルコマンド」や「アステロイド」なんか、今、ゲームとしてやるとめちゃきついけど、アートの粋だと思えば!もちろん「Lynx」「Jaguar」用タイトルも入ってるよ!オマケが60分間を超えるドキュメンタリー映像やインタビュー,未公開資料,アートワーク。ほぼ、ATARI博物館パッケージです。

● 割引キャンペーンは3/24までなので、会忘れてた!って人は今!

● 今日、久々に店頭で見つけて買えた『龍角散のどすっきり飴』。最初は、水に溶かして飲むと「のどがすっきりする」という音大コーラス部発の情報をもとに買ったのがきっかけなんですけど、いつの間にか好きになっちゃって、今はベッドに入る前に口に入れて、なめながら眠くなる、ってことが習慣化していて1年以上経つんですけれど、先月ぐらいから市場で品薄になってきて、どこに言っても売り切れ続いてたんですよね。我が家には多少のストックあったのですが、いよいよなくなるかなーというタイミングだったので嬉しかったんですよ。

● その前までは「マツキヨの安売りカゴ」の常連だったのに!原因は「『龍角散のどすっきり飴』がコロナに効く奇跡の薬」って情報が中国で出回って、中国人観光客(または転売屋)が買い漁って、本国に送るようになったから。迷惑な噂だよ。のどはすっきりするけど、コロナに効くわけないよ!と、いうわけで、未だ入荷は不安定だけど、日々、適度に入荷はしてるみたいなので平日昼ぐらいに行けば買えるようになりました。……ガンプラかよ?!アマゾンだとまだ倍くらいの値段で売ってるから馬鹿らしい!映画観るときも、個包装のタイプを持ち歩いてたんだけど、こんな値段じゃ買えないよ。モノには適正価格ってのがあるんじゃないのか?!