● 今日は午前中から代官山で打ち合わせ。帰り道に渋谷までダラダラ歩いたので「喜楽」でも食べよう!と思ったらすごい行列。飯時だもんなあ。断念してすぐ脇道にある「とりかつ」にでも行ってみようか?と思い立ちました。特別美味しい店じゃないし、安いわけでもないんだけど、80年代末の雰囲気をあの界隈では大事なお店。寂しい路地を入り込んで薄暗い階段を降りてアクセス。まだやってたんで安心しました。

● 好きな揚げ物を頼んで二品、三品、四品で値段が変わる定食システム。オレは当然お店の推しであるところの「人気定食」一択!いや、ハムカツ、とりカツ、カニクリームコロッケという組み合わせもあるんですけど、注文するときに「人気で!」っていう一言が言いたいだけなんです。それがこの店のお約束だし。

● 相変わらず、特別うまいわけでもなし、だけど確かに昔のままのあの味だな。懐かしい。正直、揚げ物のクオリティ、コスパで言ったら「かつや」の方が上だとは思いますけど……「かつや」にはないおばちゃんの切り盛りとか、店内の狭苦しさとかまで含めての「とりかつ」だから、これでいいのです。

● 店頭で見たこともないけど興味だけはあったHGバウンドドック。良いタイミングでプレバンでゲーツ機カラーの予約販売があったので買ってあったんだけど、仕事とかワンフェスとかのタイミングでストックしてあったのを、仕事が暇になった機会に組み始めたんです。まずは「どんなキットなのか?」を知るために無塗装でパチパチ組み立ててみました。箱はデカいし、5000円もするけど、HGなのでパーツはあっさり目。あっという間に組み上がりました。あれ?思っていたよりかっこいいな。正直、小林誠デザインのガンプ(特に、カドカワのZガンダムのムックに乗ってたセル仕上げのやつ)がカッコ良すぎて、アニメ用にリライトされたデザインは不細工にしか見えなかったんだけど……。これはこれでいいか。

● アオシマのパトレイバーを組んだ直後だからより感じるんですが、バンダイの進化はすごいや。まず、かなりの可動箇所があるにもかかわらず、ポリキャップはほんの少し。ABS素材のパーツで程よい渋みのある動きを確保してる。さらに、スナップフィットの感触も驚異的に気持ちの良いくみ後ことになってます。数年前のガンプラと比べたら雲泥の差。パチンパチンじゃなくて、スッ、スッと嵌め込まれていく感じ。それでいて「パーツがポロリ」の箇所も少ない(あるにはある)。こりゃあ「組み立て」がちゃんとレジャーになってるわ!!

● 角度を変えてみると、さらにカッコいい。うーん、カラーリングが地味で華がないけど、アニメ設定準拠、かつ魅力あるシルエットになってる。

● しかもスタンドまで付いてるなんてサービス満点。流行りの「つま先を延ばした浮遊ポーズ」にしてみたら、ああ、なんかこれでも十分かな?って気もしてきます。アニメ版準拠のバウンドドックとしては現時点で満点のキットだと思いますよ。

● とはいえ!「とはいえ!ですよ!」アニメ設定時のクリンナップによって消されてしまったオレの大好きな「小林誠成分」が恋しい。例えば、この「胴の短さ」「首の短さ」。そしてヘンテコなラインの右肩と、妙なカーブ形状のクローも「オレの感じた小林誠」にはそぐわない(ご本人がどう感じているかはわからないし、勝手にオレがそう感じているだけなんだけど)。少しでもいいんだよ!もうちょっとなんとか……塗装に入る前にできるところだけ弄ってみるかな……。まずは全体のムードが変わるであろう胴の延長。変形時にヘタレないようにかなりガッチリしたパーツなのでむやみに切断、延長すると「もげる」のが確実。でもなー、胴を伸ばせば絶対変わると思うんだよなーオレの好きな体型に……。うん、軸打ってプラリペアの仕様も含めて、真面目に検討しよう。「小林誠メカ」が欲しいなら、「ガンプ」が欲しいなら、ゼロから作れ!とオレの心は囁いているが「このバウンドドックにも少しでも小林誠を宿らせたいんだよ!」ともう一人のオレが顔真っ赤にして叫んでいるから、もう止められないんだ。

● つくづく、プラモって独りよがりな趣味だ。そこが好きなんだけど。