● 台風がやってくるとのことで、九州地方はすでに大変なことになってますけど、東京もその影響で天気が不安定。今日はスーフェスもあるし浅草ではアメイジング商店街もあったんだけど恐れをなして家ではりこ作業をやっていました。昼過ぎから「え?まだ台風来るのは早いでしょ!」ってレベルの豪雨。そんなわけで「今日はもう一日中家かなー」と思っていたんですが夕方から雨が上がったので、せっかくの日曜日!と新宿まで映画に出かけることにしました。アドリブ大事!
● 観に行ったのはブラッドピットの『ブレット・トレイン』。伊坂幸太郎の原作読んでないけど、まあ大丈夫でしょ!
● というわけでわけで観てきたんですが、ゴチャゴチャ含めて楽しく観たし、一方で拍子抜けしたという感じのあった映画でした。
● 監督はデビッド・リーチ。去年あたりNetflix配信作品『ケイト』でも、日本を舞台にしてやり放題だったのんですが、いわゆる「アメリカ人が好きな日本のポップ」を変わらず好きなんだな、という感じ。福原かれん、マシオカ、真田広之と、今、日本っぽさ出すならこのメンバーでしょ!みたいなところはちゃんと揃えてます。リアル日本人からすると、5年から10年古いとは思うんだけど、こういうのが好きなんだから仕方ない。こっちはこっちで覚悟して観るので、ニヤニヤしながら楽しむ感じです。想像以上に、真田大活躍じゃん!!で、セットで組んだ東京の遠景セットが1カットしか出てこないんだけどすごくいいんですよ。「書き割り」一歩手前のキッチュさ。米原とか、静岡とか、東海道線の通過駅も「どこだよ?」って笑えるくらいにインチキ。この、ニセ日本もおたのしみどころの一つです。
● で、実はこの映画それだけじゃなくて、伊坂幸太郎の原作小説があるということ。伊坂幸太郎の小説は何作か読んでいるけど、あいにく原作は読んでない。それで比べるのもおかしな話なんですけど、オレの読んだ伊坂幸太郎の小説って、『グラスホッパー』にせよ『ゴールデンスランバー』にせよ、設定がファンタジー色強目、リアルな世界から一線超えたところでお話が展開するものばかりだったので、このくらいデタラメな日本でも無理がないんですよね。むしろストレートに「ストーリー」と「ミステリとしての構造」が伝わる。そのおかげ……というか、そのせいで、本作は「なんだか気が利いてる風を装った強引な結末だな」って感じてしまったんですよね。小説はその辺り非常にフワッとさせてるし、邦画『ゴールデンスランバー』とかだと役者の芝居で「リアル、ファンタジーどっちつかず」の不思議な感じの作品になって得してたんじゃないかなあ?。
● ファストフード各社が「月見バーガー」やってた時に、全く歩み寄りもせずに「ディアブロ・ガーリックダブル」なる肉増しガーリック激辛バーガーをキャンペーンやってたバーガーキング。その心意気にやられて食べてみたんですよ。なるほど、辛いし、凄まじい肉のボリュームだし、美味しいんだけど……高いよ!!単品で1300円超え!ドリンクとポテトをつけたセットにしたら、1500円超えですよ!!
● 写真だって、ちっとも美味しそうに撮れないし……。これは何なんだ!美味けりゃいい、ってハンバーガーなのか?!あ、そういうのでいいのか。ごめん、バーガーキング。しかし、中野駅構内の看板で「中野はバーガーキングシティ」って言い張ってるのはどうか?かと思ってるぞ。
● あと、Twitterで『GANTZ』原作者から『仮面ライダーギーツ』がツっ込まれてて、そりゃそうだよなあっと思ったけど、東映公式は見てみぬふりで通すのかなあ?そこに興味が湧きました。だって、あまりにもディティール各所GANTZなんで「いや、流行りのAPEXとかのエッセンスを意識しましたが、GANTZは気にも留めませんでした」っていうのは苦しすぎだろう。と思ったから。