● ふと思い出したんだけど、高校の頃夢中で遊んでたのがシミュレーションゲーム(当時はポストホビーやホビージャパンの商品の影響で、ウォーゲーム、って言ってたと思う)。最初は友達が買ったアバロンヒルの「クルスク大戦車戦」あたりをやっていたはずなんですけど、なんかもっとケレン味のある奴が遊びたくなって、結局、自分たちで作っちゃったんですよ。『バトル・オブ・イデ』。当時、大好きだったイデオンを戦略級と戦術級の合の子みたいなヘンテコなシステムにして……いや、真剣にマジで面白かったんですよ。プレイヤーはソロシップ側が1人。あとは参加したいメンバーがバッフ・クランを分担する。
● クソでかいマップがあって、ソロシップはその端に書かれた因果地平のラインに到達すれば勝利。バッフクランはソロシップを墜とせば勝利。とにかく強いイデオンだけど、バッフクランのユニット数は半端なじゃないし、共同戦線を敷かれるので、一旦取り囲まれたらソロシップ側のプレイヤーはまあしんどい。イジメの構図になって友人同士不仲になるっていうので、いつもオレがソロシップを志願してやってた記憶。(それでもやりたかったくらい楽しかった)。一定のラインを超えるごとに、イデオンゲージが上昇してパワー爆発する可能性が高まったり、デスドライブに入ってからのデスブレーキで(サイコロ次第)包囲網をすり抜けたり、悲惨な戦いが続く割には、相当面白かったな。一度始まると5時間とかあっという間なので、「土曜日の放課後に遊ぶ」って感じ。
● 六角形のマップは作れないから、方眼のマップにして、1コマ1メカのボール紙に絵を描いたやつと、見た目はシンプルだったけど、ルールはめっちゃ凝りまくって。続いて「アタック・オブ・ザ・ブルーストーン」なんてのも作ったけど、こっちは艦隊同士のバトルロワイヤルだから勝負がつかなくて、さらにエンドレスなゲームになっちゃったんだ。でも、エポックやバンダイあたりが出していた「ガンダム」なんかのアニメ系シミュレーションゲーム(淡々とした地味な戦術級ゲームだった)よりは、ド派手で、断然面白かったと思うんだよ。考えてみたら、あの頃の経験はその後のビデオゲームの企画を作るときに役だったし、何より「台本」を盛り上げる「システムを考える」っていう意味では、構成作家の仕事の基礎部分にも影響及ぼしてるんですよ。
● あとは「ないものは作っちゃおう」っていうところは、ガレージキットにもつながってる。今だったら、ユニットを立体化しようぜ、って話になるんだろうけどなあ。
● どうでもいいけど、めちゃ気になったファミリーマートの「のぼり」。ファミチキ越えの問題児とは何か?俄然興味が高まったけど、そんな物食べる余裕もなく先送りに。近日中に食べよう!

● そして、今日のところスーパーでも「強い子のミロ」は発見できなかったのだ……。