● 今日もプライベートレッスンの講師仕事で東京駅。受講者は「オンラインでの受講」を前提にしていたけど、「最初、直接見てもらいながらアプリを導入して、テストしたい」とのこと。確かに!!矛盾しているようだけど、本当「ソレ!」なんですよ。初心者を相手にオンラインでの講座なんて、そもそもハードルの位置がずれてるんです。Skypeなりzoomなりの導入と、操作法を知らなきゃそもそもオンラインのレッスンなんてなり立たないわけで。

● ということで、直接カフェでお互いのMacBookを見せながら「こうやって、こうやって繋げば……ほら、こうやってマンツーマンで会話できるでしょ!」ってとこまでやるわけですよ。すごくわかりやすい!!で、一通りの操作を理解してもらった上で「やっぱりオンラインより直接教わるのが楽しいし、わかりやすいですね」って言われ、そりゃそうだなと思いました。

● あくまでこれまでの傾向の話だけど、男性受講者は基本的に「実利」を求めて受講する方がほぼ全てで、ノウハウさえ教えてもらえればOK!って感じなのでオンラインでも全く問題ないんですけど、女性受講者は多くの場合「楽しく」ということも求める人が多いんですね。複数人から「一度教えてもらおうとした先生が偉そうで辞めた」とか「以前教えてくれていた先生の話がつまらなくて」というような褒められ方をしたこともあり、エンターテインメントとしてのレッスン(受講)ということを意識せずにはいられないんです。そのためには、やはりライブ(直接会って話す)の方がやりやすいよな、と思いましたね。「オタクの学校」来てくれた人は、想像してみてほしいんですけど、やっぱりアレ、オンラインだと楽しさも半減しそうだし、喋る側もめっちゃ不安になると思いますよ。現在、オンラインで授業してる学校の先生とか、きついだろうなーと想像しますからね。

● レッスン終わって帰り道、先日同様の豪雨!で、中野に到着したらすっかり雨上がって「虹」!綺麗!!

● 気分はいいんだけど、湿度がめちゃめちゃ上がった感。昨日は夕立の後、風が涼しくなってよかったんだけど、今日はなんか蒸し蒸しがアップした感じだったなあ。まさに「虹」「惨事」だよ。

● 夕べAmazonプライムビデオに、横溝正史・市川崑の金田一シリーズが加わっているのを発見して、唯一DVDを買っていなかった「病院坂の首縊りの家」をつい最後まで観ちゃったんです。昔は、シリーズの他作品と比べると「落ちるなー」と思っていて、ソレでDVDも買ってなかったわけなんですけど、観たら「とはいえ面白い」んです。市川崑の金田一シリーズは、本当アベレージが高いんですよ。ヒロインで一人二役の桜田淳子もかなり頑張ってて、なかなかやるなと思ったんですけど、デビューが73年なので……ええ?デビュー6年目でこの貫禄?!!って思っちゃいました。金田一の助手、という珍しい役どころを演じる草刈正雄も5年目かあ。この時点で、ちゃんと芝居に味があるのもいいな。

● あと、オープニングの横溝先生ご本人登場シーンがすごいんですよ!スタン・リーどころの騒ぎじゃない!シーン長いし、セリフ多すぎ!だいぶご負担かけちゃってますよね。youtubeで視聴できるプレビュー部分で確認できるので、ちょっと観てくださいよ!クレジットこそないけど、横溝先生の奥様(多分本物)まで出て来ちゃう大サービスなんですから!(ちなみいプレビューでは桜田淳子の姿は拝めません)

● Amazonプライムビデオだと、シリーズ最高だと思ってる「悪魔の手毬唄」「獄門島」もあるし、2006年版「犬神家の一族」も、ほとんど金田一な浅見光彦の「天河伝説殺人事件」もあるぞ!

● やっと日本でもBlu-ray が発売されるらしいテレビシリーズの「バットウーマン」の日本語字幕版予告編出て来ましたね。予告編見る限りの印象でいえば、昨今流行りのかなり「女性視点」に振ったなあという感じ。で、あんまりワクワクしない!世界観は「アロー」「フラッシュ」「スーパーガール」と同じアローバースなんだそうだけど、確かに「アロー」はヤバいくらい古典的な「プレイボーイ」ものだから、バランスは取らないと、ってことなのかもしれないですね(バランス取ればいいのか?って話ではないと思うけど)。バットウーマンの特徴の赤い髪は、マスクとセットのウィッグって解釈(予告編だと初期エピソードでは赤髪なし!)なのは面白い。

● 「ポリコレ的な正しさを優先してアメリカの映画(ドラマ)がつまらなくなった」って言説が、ツイッターで総攻撃を食らっているけど、正直、『ハーレイクイン の華麗なる覚醒』『チャーリーズエンジェル』とか、コレとか見ると、そう言いたくなる気持ちもわからないではないなあ。ただ、女性主役アレンジでも『ゴーストバスターズ』や『スーパーガール』はかなり面白かったから、単純にそういうことじゃないとは思うんですよ。「今は女性主役、女性目線で描けばウケがいい」という安直さがいけないって話でしょ?「ソレだけ」を上げてもてはやさないこと。逆に言えばオレは「ポリコレ的な価値観が多少古くても(程度の問題)、面白ければソレはオッケー」という姿勢変わらずなのです。「バットウーマン」面白いといいなあ。第一話は、なんでも期間限定で無料配信するらしいよ!なんで「バットガール」をやらないのかは、いまだによくわからないんですけども。コミック「バットガール:バーンサイド」なんか、ポリコレ的にも、モチーフ、ストーリー共にすごくいい原作になると思うんだけど。