● 街で独り言ってる人っているじゃないですか。実際には特に被害というものにあった事はないのですが、やっぱり電車で隣わあわせたりすると怖いんですよね。世間の常識から、かけ離れた行動を取っているからには、何らかの理由があるんじゃないか?さらに常識からかけ離れた行動に移るんじゃないか?と想像してしまうからです。心を病んでいたり、ボケていたり、ラリっていたり、精神が子供だったり原因は様々でしょうけど、で、こんなことがあったんです。

● 電車の向かい側の座席に乗り込んできたおばちゃんが、大声で話し始めたんです。「私、これから家に帰って食事の準備でしょ。いやんなっちゃうのよねー」みたいな、内容的にはグチなんですね。それをかなり周囲の人に聞こえるくらいのボリュームで話してる。隣にはスマホいじってるおっさんが座ったんですけど、そのおっさんに対しても時たま「ね、ほんといやよねえ、面倒で」とか話をふってる。当然おっさんには聞こえているんですけども知らぬふりで、ずーっとスマホから目を離さない。ずーっとゲームか何かをやってる様子。オレは、それを見ていて「自分隣じゃなくて良かった。あのおじさんも不運だなあ」と思ってたんです。で、ずーっと独り言を言い続けた挙句、二駅くらいしてついに独り言おばさんが席を立ったんです。「あ、着いた!降りなくちゃ」って独り言を言いながら。で、隣のスマホおじさんに「ほら着いた」って声がけまでして。

● そしたら、おじさんが「うん」って返事をして一緒に電車を降りていったんですよ!!あれはひょっとして二人は知り合いで、スマホおっさんがあまりに無愛想な旦那か何かだったのか?独り言の絶えない奥さんか何かい呆れて普段から常にああいう感じで一緒にいるのか?ちょっとびっくりしましたね。オレに見えている現実というのは、結局オレの想像の世界でしかなくて、角度を変えたら違った世界があるんだな、と。想像で他人のことを話すのは楽しいけども、真実かどうかわからないから「気心のしれた人」とだけにしよう、って思いましたもん。

● サッポロ一番は、味噌もうまいし、塩も唯一無二、醤油もレトロ感が捨て難いと、三者三様に大好きなんですけど、どうにも煮え切らななあとおもってたのが「塩とんこつ」。そこそこコクもあるけど、すっきりしていた優等生。でも、その分とんこつというわりには博多ラーメン系うまかっちゃんほどの迫力もなく、とにかく「無難なだけ」っていう引用があったんです。どんな気分で食えばいいんだよ?と。

● でも、今日、覚醒しました。こいつは、フェイクの家系ラーメンを作るベースに使えるのです。バランスのいいとんこつだから、こいつに、チューブニンニク、チューブしょうが、豆板醤を加え、さらに醤油をひと回し。味濃いめに仕上げて、海苔をの入れれば、フェイク家系な感じが楽しめちゃうのです。(厳密には家系同時の味は出せないんだけど、テーブルの上の薬味をのせきった状況に近づけられる)、これぞ、家で作る家系、その名も「家々系」!!イエイエー!このスープに浸した海苔でご飯を巻いて食べるのもいいぞ!

● 50過ぎたおじさんが食うものじゃない、ということは重重わかってます。明日も仕事しますよ。遊んでる余裕が、ちょっとなくなってきてます。