● 今日は、仕事終わりで映画『ハン・ソロ』観てきました。

● 海外では当たらなかったみたいだし、国内でも入りがいまひとつみたいなイメージなんですけど、『スターウォーズ』なら、まあそこそこ面白いだろう、と。そのぐらいのテンションで行ってきましたよ。これ、すごく変な映画ですよね。次から次へとアクションシーンが連続して、展開がやたらに速いんです。しかもそれぞれのシチュエーションは過去の強盗映画だったり、西部劇だったり、カーアクション映画だったり、どこかで見た感がある懐かしいシチュエーションばっかり。ハンソロで観る、エンタメ映画史みたいなんですよ。そんな幕の内弁当に「スターウォーズ」のふりかけがかかっている感じです。街にごちゃごちゃいるエイリアン達(チープなやつも含め)とか、未来感あるわりに、薄汚くていかにもミキシングビルドっぽいメカニックとか。ソロやチューバッカやランドはもちろん、みんなが大好きなモンスターチェスも出てくるオールドファンにはおなじみのメンバーですから、確かにスターウォーズといえばスターウォーズなんですよ。

● ただ、トータルでまったくスターウォーズ感ないんですよね。なんでかと言うとキャラクターの内面がやたら複雑に描かれていて、なんだか「普通の映画」みたいだから(笑)。スターウォーズのキャラクターって薄っぺらくて、類型的な奴らばっかりじゃないですか。活劇をやるにあたってキャラクター性の深みとかって割と邪魔になったりしますから、そこを割り切ったあたりが面白いところなんですけど、スターウォーズが最初に世に出てきた時、真っ先に叩かれたのはそんな部分だったんだろうと思うんですよ。ところが本作は、やたらキャラクター造形が複雑。真面目と言えば真面目。ちゃんとしているといえば、ちゃんとしてる。悲壮感の漂う『ローグワン』とは違った意味での生真面目さですね。全体に薄暗くて閉塞感がある割には、ハンソロの純朴さとか田舎者っぽさは割と呑気。ハンソロ、いい奴だな!って。そのあたりも「普通の映画」っぽいんだよなあ。(普通の映画ってなんだよ!)

● でも、俺は見応えもあったし、面白かったと思ってます。観る前から気になっていた、先っちょのふさがったミレニアムファルコン号、なんか格好悪いなと思ってたんですけど、観見終わってみたら、ちゃんとおもちゃが欲しくなりました。おなじみの薄汚れたミレニアムファルコン号と新品でピカピカのランドご自慢のミレニアムファルコン号を並べたい感じ。バンダイもメカコレで両方揃えてくれればいいのになあ。残念ながら今のところメカコレではフォースの覚醒版しかないんだもん。

● ただ、やっぱりちょっと窮屈なのかも見終わっては面白かったと素直に言えないあたりが海外での成績不振の原因なんじゃないかなとも思えました。

● 最近、セクハラ問題で評判が落ちまくってるpixivが発表したアプリ「VRoid Studio」が非常に面白そう!お絵かきソフトのようおりょうで3Dキャラが作れるという、ある筋の人たちには夢のようなソフトです。作成した3Dモデルは、3Dアプリケーションで利用可能なファイルにエクスポートも可能。ということは、これ明らかにバーチャルYouTuber対策にもなってるわけですね。このアプリで、あまりにも混沌としているユーチューバー(最低限3Dモデルをオリジナルで作れるということが条件な訳です)ですが、「ある種のスキル習得を省略させること」で参入のハードルを下げ、よりカオスにしてくれることを希望します。だって、その方が「面白いものが出てくる可能性が広がる」わけでしょう?

● 7月末リリースだそうなのですが、現在、先行利用の応募が始まってますので興味ある人は登録してみては?

● そういやあ、関東は梅雨明けだそうで、気が早い!!仕事先で見た東京タワーがあまりにもマンガみたいで、思わずお上りさん感覚で写真撮っちゃいました。

● 明日は、オタクの学校。思いっきりクラリス話をするために準備もがっちりやりました。面白く喋れるといいなあ。時間ある人、ぜひ遊びにきてくださいね。