● 『スーサイド・スクワッド』初日に早速行ってきました!予告編の「楽しそう!」さ加減からか、それとも『シン・ゴジラ』『君の名は。』ヒットによる、いきなりの映画館ブームのおかげか、日中の時間帯だと新宿東宝は満杯。ピカデリーでまあまあの席が取れたのですが、こういう苦労するほどお客が入るっていうのは映画業界的には望まれた状況なんでしょうね。とにかく、そんな席取り合戦含め、期待値がそれなりに高まってたので、かなり辛口な目線で挑んだんです。
● ハーレイクインに関しては、やっぱり初登場のアニメイテッドシリーズ、それからポール・ディニがストーリーラインを書いて、ブルース・ティムが作画しているコミック『マッドラブ』が自分にとっての基準(なかなか超えられない壁)なんで、それを前提にすると・・・「マーゴット・ロビーのハーレイクインはムチムチでセクシーで、すごく可愛くて最高」でした!!いや、オリジナルのハーレイファンとしては「全然違う!!」みたいな不満はあるんですよ。けど、新キャラ「マーゴットハーレイ」の誕生ということで大目に見ようってことです。そもそも、アメコミって作品によってそんな感じだから。まあ、ストーリーラインの大枠はNEW52版の『スーサイド・スクワッド悪虐の狂宴(邦題)』に随分寄せてきてるから、今時の映画版解釈としては思えばいいんだろうな。
● ただ、お話としては「おい!なんでそうなるんだよ?」と思うような強引さがあって正直「ご都合」な部分が目立ちすぎだと思いました。一番の原因は、悪漢たちが諸々の事情で「そんなに悪人じゃない」(みんなそれぞれっ理由があって、でも人情には厚いんですよ、みたいな)って設定に書き換えられてるからなんだけど。それって、最悪のヴィラン(悪人)たちによる愚連隊の活躍物語として結構致命的な改変じゃないかなあ。ワルの魅力はあんまりない。レーティング対策など、商売考えると、なのか?それとも、観客が感情移入しやすいように、なのかはわからないんですけど、そこで生まれる感情移入の質ってのは安っぽくないかなあ?そんなわけで、個人的には微妙な一作だと思います。
● で、読みそびれてた『スーサイド・スクワッド悪虐の狂宴』の続き、『スーサイド・スクワッド・バジリスクライジング』を購入!これで気分を取り戻そうと読んだんだけど・・・あれ?お話は前巻の続きなのにアーティストが変わってて、アマンダウォーラーとか別人みたいになってる!!しかも後半戦、あっちこっちに賑やかし要素を投入したせいで、散漫すぎて・・・アメコミで良くある、サービス精神(テコ入れ?)ゆえに、迷走しちゃうアレだわ・・・。
● スクワッド運が悪いなあ、どうにも。ま、冒頭で書いた通り、ハーレイクインはとびきりの100点!なので、オレはもう一回、映画『スーサイド・スクワッド』観に行くわ!みんなも、可愛いダークヒーローを愛でるために「スーサイド・スクワッド」観に行くといいよ!
● 並行して、アニメ映画『バットマン:キリングジョーク』(当然、日本ではBlu-rayのみ)もそろそろ視聴予定。しかし・・・ファンが大勢いるという『キリングジョーク』。オレは、原作についてはそこまで好きではないアラン・ムーアの作のコミックの中でも、ひときわ「ロクでもない悪趣味なバットマン」だと思ってるから、相当ハードル下げて観ますよ。もちろんここ数日はバットマン三昧の予感。ブルースティムほか、90年代のアニメイテッドシリーズのスタッフが参加してるというので、「食い合わせ悪そう!でも、ひょっとするとおかげで苦手なイメージ変わるかも?」っていう期待はしてます。
● 北米版「シン・ゴジラ」トレーラー!!何がすごいって、東宝マークの次に「エヴァンゲリオン」!ってまるでシリーズみたいに出ちゃうところ。
● 日本のトレーラーとは使われているカットも違うので、現時点(ソフト化もされていない)では貴重かも?!(前田敦子とかね)