⚫︎ 映画「寄生獣」観てきました。まず、原作が大好き。アニメ版については、それなりの違和感ありつつも「そうか、そういう雰囲気もあるかー。ミギーの声はびっくりしたけど、なるほど慣れれば、いいじゃないか」といった感じで寛容に受け止められているのがアニメへの印象です。で、その上で実写映画にのぞむわけですが、なぜか、ちらほらと「良い評価」が聞こえてくるので「ひょっとして、期待していいのかな?」と思いつつ劇場に足を運んだのです。
⚫︎ かなりお話そのものは端折って構成されてました。映画が終わって「あのシーンが入ってなかった!」と熱く吠えているお客もいましたが、個人的には「映画として再構成した」なら、残した部分、足した部分で「映画として」物語をまとめてくれよ、とは思うんです。結局、微妙なラストで引っ張る形に・・・。ここまでコンパクトにしたんだから、ついでに2時間でラストまで駆け抜けて欲しいとも思ったけど、さすがにそうは行かなかったか・・・。結果、まるでテレビドラマを見ているような気持ちにさせてもらいました(ノД`)。
⚫︎ 寄生生物のVFX、アクションなどは、かなり原作イメージに近い印象。白組、およびCG協力コナミコジマプロの実力はさすがだと感じました。たっだミギーの声含め、感情豊かなアクションが過剰で、そこは「お話の根幹」を無視したキャラアピールでした。面白バディもの、という雰囲気作りと、全体ストーリーとの齟齬が、個人的には致命傷に感じ、失敗だったと思います。あと、大仰な劇伴が、押し付けがましく、ちょっと白けましたね。原作とは微妙に意味を変えた母、それから田宮涼子など、役者は健闘していたので、そこは良かったと思います。マンガ再現映画としてなら、シーンごとの再現度で高得点がつきそうだけど、再構築されたドラマとして圧倒的に「ふらふらしすぎ」ているので、オレはがっかりしちゃったなあ。PVじゃなく、「映画」が見たかったよ。以上のような不満点の上で、新たなテーマの明確化(ここまで変えたら必須)含む後編の展開(当然、単なるマンガ再現ではおさまらないんだけど)でカバーしてくれることを期待しています。
⚫︎ 明日は「ヤマト2199星巡る方舟」観に行く!!
⚫︎ あれ、バットマンゲームの新作「アーカムナイト」って、プラットフォーム、PS4オンリーだったのか!!(ノД`)