● 今日は「5」のつく日なので、昼はゴーゴーカレーに行きました。5のつく日にもらえるトッピングクーポン、一番お得なのが「ロースカツ」か「エビフライ」なんですよ。このクーポンがあれば、具なしの「カレー」を注文してクーポンでロースカツがつけられる!お値段上がって、ロースカツカレーが950円になってしまった今、カレーの値段750円でカツカレーにできるのはとてもありがたいんですよ。
● そこからシネマート新宿でチケットを取ってあった『狂い咲きサンダーロード』のリバイバル上映に!HDリマスターのいBlu-rayは持ってるんですけど、やっぱりあの映画ならではの猥雑さは、機会さえあればスクリーンで観た方がしっくりくるはずなんですよ。
● おお,ロビー横には仁さんのマネキンがいる!プロテクターのデザインがちょっと違うようだけど、雰囲気、雰囲気!「地獄まで咲け、鋼鉄の夢」なんてカッコいいキャッチコピーなんだ!

● 暴走族をモチーフにした、実にガラの悪い不良映画なんですけど、当時も暴走族は観ていたとは思えないし、今日も平日だったこともあってか、観客はオレを含めて、普段大人しそうな「文系」のおじさん、おじいさんが多数。おばさん(グッズを買い漁っていて微笑ましかった)も観測できました。モヒカンとか、革ジャンとかのリアルにワイルドなファンって意外と少ないんですよね。まあ、ミニシアターに足を運ぶわけだから、そうなりますよね……。
● 実際、観てみたら冒頭(例のバイクがひっくり返っているモノトーンの風景)からかなり粒子感のある画作りで「え?リマスターじゃないの?」と思ったんですが、本編に入ったらかなりはっきりくっきりになっていて、うわー!と感じました。タイトルロゴとか、当時の合成焼付の部分はそのニュアンスを残しつつ、映像そのものをきれいにリマスターしていることが大画面だと如実にわかります。あの頃に観たものと、ちょっとニュアンスが違うけど、やっぱりワイルドな作り(要するに撮影の裏側が)映画ですよ。ちょっと客観視できたので、当時、かなり無茶な撮影やってたことが理解できます。編集のかっこよさはもちろん当時のままなので、気づいたら当時の気分に戻って楽しめました。
● 当時のおしゃれ映画的な部分を皮肉ったカットとか、ひたすら気恥ずかしいくらいダサいし、現実離れした設定は強引だし、キャラクターに感情移入はできないし、完成度とか、緻密とか、そういうものとは無縁で、勢いだけで作っていることがわかるんですけど、その勢いにやられてしまうくらい「桁違いの勢い」があるんですよ。今思えば、自分はこの映画のせいで「道をふみはずし」て、今につながってるので、人生を変えたきっかけになった映画なんです。
● ハセガワで1/12のKHがキット化されたときには嬉しくて仁さんのバイクを作らざるを得なかったもん。

● 大画面で再開できた満足感はもちろんなんですが、今回の上映の収穫は「パンフレット」が作られたことですね!こんなの、当時、ほしかったなあ!!(使用楽曲のリストとか、VHSでビデオ化されるまでどうにもならなかった情報が掲載されてる!)

● 現在の「つっぱりの小太郎さん」へのロングインタビューとか、結構貴重だと思います。観に行ってよかった!