● 今日は、みなさんテレビで「生きろ!」ってアニメ(「もののけ姫」)を観てたかと思うんですが、オレは「殺せ!それが全てだ!」って映画、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」観てきました。面白かったです。そもそも、原作から大きく改変はされていますがハリウッド的エンタメに落とし込んでいてキッチリ飽きない。適度な省略も含めて、気の利いたアクション映画だったと思います。アレンジされたキャラも納得感あっていい。女優のエミリー・ブラントって、色気を抜いたユマサーマンみたいでした。ただ、原作だと、もっとしっとりした感じのメロドラマ成分もあって、そこはそこで「旨味」だったのにな、と感じました(エミリー・ブラントをもっとエロく、儚くして)。あ、そんなのが観たければ「シュタインズゲート」観ればいいのか?(そっちもすごい好きだけど)ああいう理屈っぽい感じってのは、アクション物とは食い合わせ悪いんだろうなあ。

● なにはともあれ、日本のライトノベルと呼ばれる作品が世界に発信されたこと自体は、別にラノベファンでもなんでもないオレにとっても嬉しいな、と思いました。クレジットに桜坂洋の名前が出ただけで、ニヤっとしてしまう位に。ただ、この映画日本では原作名で公開されてるけど、アメリカの映画作品としては「Edge of Tomorrow」ってタイトルなんですよね。どのくらい、日本のコンテンツとして意識されてるのか、気になりますね。

● 観て後悔しない作品だと思うので、みなさまも機会あればぜひ。

● 最近、ギャレス版「ゴジラ」の後悔を前にして「ゴジラ」の本がいろいろ出てますが、個人的に一番ぐっときたのはコンビニ扱いの書生「ゴジラの常識」です。コンビニ本ってなめてると、思わぬ本格ぶりに驚きますよ!いわゆるマニアックネタ、って事じゃなくて、偏ってなくて、それでいて深い知識の上での客観論が書かれてる。それでも、「モスラ対ゴジラ」のインファント島の謎の巨骨に触れてる辺りは、ああ、CASTの人が関わってるんだな(’∀`)とか思うわけです。紙質悪いですが、そういう部分は大手から出てる写真豊富なムックを頼りにするとして、再認識、という意味で読むのに、とても良い一冊だと思います。

● 良い一冊といえば、先月、学研から出た「ミニ四駆 超速ガイド2014」って本はすばらしく良い入門書でした。イイ歳のオッサン(オレの事です)が「ミニ四駆って、未だによくわかってないんだけど、始めるには基礎知識がなさすぎて・・・。そもそも、あんなおもちゃに、空力とか関係あんの?あの特殊なバンパーはなんなの?」って時に、最高の入門書になるはず(なりました)。

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● 適度な理論と、トレンドがバランスよく書かれていて、無知な人がちょっと背伸びするため(ここが入門書で一番大事な事だと思う)のテキストがいっぱい!世の中、こんな入門書が、他ジャンルでも(例えば、自転車とか、釣りとか、鉄道模型とか・・・)、もっともっと出ればいいのに!って思うくらいの本でした。たいがい、初心者でも食い足りなかったりする事がほとんどなんですよ。