● 今日は、映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。原作小説は、近年珍しく読んだSFで、期待に応えてくれてかなり面白かったんですけど、いかんせん「こみ入った話」なのでどうやって映画の時間枠に収めるのかな?と思っていました。個人的には結構面白かったし、ドラマチックなシーンではそれなりにジーンとくるものがありました。まず、「愚か者」が出てこないというところが好き。そして不安だった、ロッキーが実にいい(言葉を音声化するアレンジは正解だったと思います)。

● 実際、かなり端折ったところもあったけど、メインストーリーはほぼそのまま、巧いこと収めていました(それでも「長い」という体感)。実際、自分は小説読んだときの「面白かったな」と言う感覚を、映像で確認するという感覚だったのでそれなりに楽しんだんですが、映画でストーリーを初体験する人が楽しめるかどうかがよくわからない映画ですね。理屈で展開するんですが、あのセリフだけで理解可能なのか?とか、起きる現象がいかんせん地味、かつわかりにくいのでは?とか……。小説の面白さの一つに「回想」と現時点での危機とが、うまい具合にフラッシュバックしつつ、物語のタッチが、ころころ変わっていくアクロバティックさがあるのですが、そのポイントについては完全に無視して進行するので「ガチで本筋を追う」ことになっているのも実は、損してる部分なんです。だから、なんだか「おすすめ」しにくい。(小説はオススメしますが)そんなわけで、「こりゃあ、宣伝部も苦労するだろうな」とも感じました。「泣ける」で推すのも無理があるし「脅威の」とか「観たことのない」とかのおどかしも上滑りするし……。「いい映画だけど、盛り上げようがないじゃないか!」という感じ。もう、ロッキー頼み(地味なビジュアルだけど)!残されたて手は「口コミ」しかないのかもしれない。
● この調子だと、ヒットにつながらずに早々に終わってしまうかもしれないので、SF好き、小説読むのはだるいけど興味ある、という方は今のうちに是非劇場へ!
● そうそう、今回、チケットを取るのに、TOHOシネマズのアプリがアップデートしていて、引き落とし口座の設定とか、ゼロからやり直しなので面倒でした。本作にかかわらず、TOHOシネマズ利用する人は、暇なときにアップデートと設定のし直しをしておくといいですよ。アプリのマスコットが、え?ちびゴジラくん、引退?と思わせるキャラ「ちびONEくん」(たぶん、坂崎千春デザインだと思いますが)になっていたので驚きました(まだ劇場内ではちびゴジラくんのムービーが流れていたので、アプリ上だけの新キャラのようです。

● しかし、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の物販、見事にパンフレットのみ、だったのが寂しかったなあ。ロッキーのぬいぐるみとか、フィギュアとかあったら買っちゃったのに。入場特典でもらったワッペンはなかなか良かったですけど。

● 物販コーナーは、コナンくんと、ドラえもんとゴールデンカムイでほぼ9割埋まってる状況。上映中の「私がビーバーになる時」(余裕があれば観に行きたい)ですら、グッズがシールくらいしかないんですよ。ディズニー&ピクサーですよ!新宿TOHOシネマズはなにやってんの!
● あと、ちょこちょこ読み返してた東野圭吾初期作品。昨夜は「十字屋敷のピエロ」を読了しました。ほぼ40年くらい前に読んだわけですが、ああ、そうだったそうだった!メイントリック、これだった!と思い出し「これはさすがに今読むのはきびしいかな」と実感。東野圭吾って、とにかく電子書籍化されてないので、こういうものを読み返すにもちょっと面倒なんですよね。ブックオフとかにはそこそこ並んでそうだと思うんですけど、初期の作品になるとそれも手薄になってるんです。80年代末のミステリ、意外と今、読み直すのが面倒だったりしますよね。
● 明日は手術の母の様子を見に帰省します。この一ヶ月、何度も実家に帰ってるんですけどこんな状況なので仕方ない、というか「出来ることはなるべくやっておきたい」という気持ちです。
