● 今日は、テキスト整理の作業をするためにスケジュールを空けていたのですが、発注元の体調不良で先送りになり、ガバっと時間が出来たので、いろんなことをやりました。まず、はりこの原型作業。そしてタメていた音声編集。空いた時間でやっておかなきゃね!さらに、ポケモンも進めたよ!私生活、充実!!
● まさかこんなところにまで?通用するはずがない!と思っていた生成AIの写真、動画がしれーっとテレビの現場に入り込んできていて驚きます。正直、オレから見たら通用しないレベルなんですよ。画角も甘いし(生成だから仕方ない)、ディティールも雑(生成だから仕方ない)。テキトーな代理店が作る「営業資料」とかだったら通用すると思うけど、放送に使うんだよ?でも、現場のディレクターたちは「これで通用する」と認識してる。お前らの目は節穴か!?(でも、視聴者の目も節穴になってるし)この段階で、昨日に引き続き「コレだから最近の若いもんは」と思っちゃうんです。ただ、過去の素材をクロールして合成して「出来上がるもの」と、人間が構図、色、タイミングを考え、意図した絵を「作り上げるもの」とでは、まるで違う、ということなんですよ。(「意図的な画作り」に無頓着な作り手は世代を問わず存在しているわけですが)昨日あたり、デル・トロがインタビューで「生成AIを使うなら死を選ぶ」って話しているのってそういうことですよね。
● とはいえ生成AIのクオリティが急激に進歩しているのは事実で、こんな不安もあと数年で「プロンプト次第で通用するもの」になっちゃうのかもしれないですね。で、AIの怖さはそこからさらに増していくでしょう。今でも、手間をかければフェイク写真、フェイクキャラクター、見分けがつかないものがあるわけで、真実でない写真、映像がこれからどんどん出てくるようになるのは確実です。
● そこを逆手に取ったのか、実際に存在しないアイドルの写真集!『ノンレゾン 1st写真集〈QUINTET〉』なんてのが出ます。バーチャルアイドルなんてのもあったし、生成AIのポルノも蔓延しているからそれ自体には驚かないんですが……。公式サイトも作られていて、それが「不穏」!!スケジュールページには「実際にはなかった今年のラジオ出演やライブのリンク」が書かれているし、サイトの不具合報告なんかもあるけど、ここまで含めて全部フェイクなんでしょう。何より、紹介には「中学時代からの同級生でもある4人」って書いてあるし、写真集の表紙には4人しかいないんだけど、写真集表紙に「5人の思い出、あなたに届け――」って書いてある。怖いよ……。
● これを仕掛けているは「中身の入った財布」「誰かの給与明細」「誰かの交換日記」などを公開して、そこから謎を明かしていくホラーゲーム(物語)を作っている第四境界というクリエイトチーム。体験型の「変な家」とか「イシナガキクエを探しています」とか、そういう感じなんでしょうね。新しい形のエンタメとして面白いなーと思っています。生成AIの台頭とフェイクドキュメンタリー、イコールではないけど、時代の相性がとてもいいと思います。
● ただ、フィクションへの入口が曖昧になった分、フィクションとリアルの区別が出きない人(陰謀論とかの流れ)が増えてくる印象もあって、コンテンツ以上に、現実が怖いことになっちゃうんじゃないかというのは感じますね。だからこそ、これまでの漫画や小説、映画などのフィクション体験するときに、鑑賞者の「フィクションとして信じる力」が試されている、とも思うわけです。この力が不足するとリアルに生きられなくなっちゃうので……。
● 今日は日が沈んでから夕飯を食べに新宿へ。食後にサンマルクカフェで珈琲飲んだんですけど、いつからか、アイスコーヒーの分量がめちゃくちゃせこい感じになったんですよ。グラスが、プラスチックに変わり、そのプラグラスに、レギュラーと、ラージの計量用の印がついてる。レギュラーの印が、カップの半分くらいの位置なのもさみしいんですけど、さらに、クラッシュアイスを含んでその位置!受け取った瞬間に「え?これだけ?」って驚いちゃう分量なんです。
● まあ、自分の行動半径の中では一番便利な場所にあるので利用しちゃうわけですが……。ちなみに喫煙スペースが有るのも利用する理由の一つ。来杖rんしゃ意外、ここからの光景って見たことないでしょ?他にお客がいないとこんな感じ。

● でも、このスペースに5人とか入ると、そりゃあ窮屈なもんです。ちなみに、このサンマルクカフェ、数年前はネットワークビジネスの勧誘であふれていたんですが、店側が「注意喚起」しだしていなくなりました。ソレは本当に良かったです。場所柄か、かけだしの芸人のコンビとかがよくいて、喫煙室でネタの話や、今日の舞台の反省なんかをしているのに出くわすことが多々あります。すごくつまんないネタの打ち合わせをしてると、横からダメ出ししたくなるんですよ。
● 今日も、はりこ作業すすめたので、週末には無事、版権申請用のサンプルは完成させられるはず!
