● 今日は朝から、動画編集の準備をしつつ、神経内科の定期検診。とにかく、薬を飲むようになってから「毎日夢を見てる」話をしたら「ああ、悪夢になっちゃう方もいるので、その場合はおくすり替えましょう」と言われました。自分の場合、単なる「夢」で、目覚めてから引きずるようなものでもないので平気なんですけど、そうか……夢を見ちゃう副作用ってあるんだなあ。

● 年末の紅白歌合戦の出場歌手発表。まあ、ここ10年くらい、放送は観たり観なかったりなので、関心は薄いんですけど、女性アイドルグループはK-POP関連で4組とか入ってるの異常じゃないですか?と思っちゃう。決して多くない枠の中に、海外アーティストだらけ。それなりの知名度の日本のアイドルグループもいるだろうし、話題性というのならアイドルじゃなくてもいいとは思うんですけど、事務所との関係性とか含めての人選とはいえ、NHKってやっぱり韓国パワーといろいろありそうだなと感じました。あ、Perfumeはさすがに、今年は無しか!毎年紅白だけは露出してるイメージがあったけどなあ。白組については……「ダンスグループ」が何組も入ってるけど、これでジャニーズ絡みを完全に押し出したってことのかな?

● 谷川俊太郎が亡くなった。何と言っても、未就学児、自分が一番最初に「買ってもらった」と意識したのが、谷川俊太郎・和田誠の「けんはへっちゃら」だったので、和田誠と並んで自分のルーツなんですよ(「ぐるんぱのようちえん」あたりは、気づいたら読み聞かされていた系)。谷川俊太郎・和田誠コンビと言えば、マザーグースがいちばん有名だろうと思いますけど、「けんはへっちゃら」「とおるがとおる」「せかいはひろし」といった、あかね書房の児童書も最高なんですよ!とにかく気に入って何度も読み返したし、実家を出た18の頃、改めて買い直しもしたし、今でも大好きな一冊。イラストレーターになりたい、と思った時代「結局和田誠にはかなわない」と、その道をあきらめたくらい、和田誠には傾倒していたし、谷川俊太郎に関しても同じ気持ちが続いています。「けんはへっちゃら」は図書館に行けばたぶんあるし、Amazonで買えます。何しろ凄いのは「今読んでも、全く古さを感じないこと」

● 樋口真嗣の新作は「新幹線大爆破」のリメイク!Netflixオリジナルだと、予算って映画並みにあるのかな?この特報だと、まだなんとも……ではありますが。問題はキャストですよね。当時44歳で同い年の高倉健、と宇津井健。今の44歳って玉木宏とかディーンフジオカとかそのへんなんですよ。グーンと若い。運転手の千葉真一が36歳。今だと濱田岳とか松坂桃李とか。

● 重厚感は変わってくるけども、ああ、そういうキャスティングで行けそうか……。

● お、押井守の映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』公開当時の予告編が公式YouTubeで公開されてる。なんで今?しかし、本編以上に「士郎正宗」っぽいイメージが濃厚で、かつ、面白そうなのが凄いぞ!!これなら、アニメ好きが期待したのも疑いようがないだろう。

● 実際、アニメから遠のいていた自分も劇場に足を運んだし。でも観終わったあとで「すごかったけど、面白いかと言われるとちょっと……」な気持ちだったのも思い出します。『AKIRA』もそうだったんですけど、作品の世界が、原作漫画の「抜け感」がなくって、なんだか窮屈に見えちゃったんですよね。当時は、バイクで走り去って、スカッと終わる、みたいなのに過剰に期待していたんですよ。

● その頃のことを思い出すと、今では色々ほろ苦い。90年代初頭は新しいことがどんどん見えてきて、テレビ業界のバブリーな常識を学びながら、一方で「芸能界」とは距離をおいていると感じていた流行りのクラブ(インクスティックとかヒッポフェローとか)を見物に行ったりすることが「自分の中の幅を広げる行為」だと疑わなかったけど、今から見たらどっちも同じような枠に入っちゃってるんですよね。でも、放送作家になって、お財布に余裕が出てきたせいもあって、いろんなことに、ガツガツしてたと思います。老舗のレストランなんかを知ったのもこの頃。東寺、大好きだったイタリア料理「シシリア」のピザは、今思い出しても「クラシックな味だったな」と思うんです。「イタメシ(当時の流行語)」には入らない、老舗のイタリア料理店。アメリカのピザじゃなくて、これがイタリアのピザなんだ!って感激しましたから。

● 六本木にも、銀座にもあって、ちょい金持ちのおじいちゃんたちが食べてたなあ、シシリア。