● 今日は日曜なので、季節とは全く無関係に昼はおなじみの「南印度ダイニング」でマトンビリヤニ。1500円はランチとしては贅沢なんだけど、相変わらず美味しい。休日を、まず満喫。
● 4月の頭だからか、天気が良かったからか街は人でいっぱい。賑わいの中、夕飯の食材を買い込んで帰宅。陽の当たる外は、Tシャツ一枚でも歩けるくらいだったけど、一旦日陰に入るとまだまだ寒い時、夕方過ぎたら足元のヒーターを入れたいくらいの冷え込み。この温度差で、今日は一日頭痛に悩まされました。早く、ちょうどいい季節になればいいなあ。
● あと、4月ならでは、というわけじゃないんだろうけど、若い男性二人組の会話で「え?そうなんすか!」「そう、だからさあ……」っていう先輩後輩モードの声を電車内や街角でよく気がしています。自分から見たらどっちも若者で、したり顔の方の「教え」も「合ってるんだか、合ってないんだか」な怪しげな感じで「大丈夫か、お前ら」って気になるのもお約束。まあ、じじいが口出すことでもないし、そもそも他人なので醒めた感じで聞き流してるけど。まんだらけ店内のカップルトークなんかでもそうなんですけど、「知ったかぶり」トークが端で聞いていて一番ムズムズしますからね。
● 知人のSNSでの書き込みから、80年代のアニメ映画『FUTURE WAR 198X年』がU-NEXTで配信されていることを知って「あー、そんなのあったけど、観てなかったな」と思い、視聴してみました。内容が好戦的だから、ということで当時の東映動画の労組が制作をボイコット、政治団体からの抗議などもあって「ある意味話題」になった末に完成、公開されたはず。
● 今、観てまず驚いたのが現用兵器がそれなりにきちんと作画されていること。F-15イーグルは、かなり細かくイーグルっぽいフォルム、書き込みがされてるんですよ。各国の兵器群も同様に、機種名が分かるレベルで設定、作画されててすごい。それに、キャラクターの回り込みとかも当時らしい手の込んだ動きをしてますね。そんなわけで、アニメとしての見応えがあります。あと、主役を若き日の北大路欣也がやってるんですが、かなり上手い!ヒロインの夏目雅子とか、演技がおぼつかないんですけど、堂々と柴田秀勝と渡り合ってる感じで「さすが」の役者ぶりに感心しました。それに劇伴もオーケストラ(クレジットによれば新日本フィルハーモニー)を使って重量感溢れる感じで豪勢です。
● ソ連とか東ドイツ国境とか、当時ならではの単語が頻出するし、アメリカの研究者を拉致したソ連のアルファ級潜水艦が、核魚雷で爆破されて緊張がみなぎったり(そりゃそうだ)、西ドイツ基地に亡命してきたソ連の最新鋭爆撃機を巡ってNATO軍とワルシャワ条約機構軍の機甲部隊が戦闘に突入したり、ありそうでなさそうなエピソードが立て続けに起こるのも豪快だし、米ソ首脳部内の会話が、適度に単純化されつつ生々しくセンシティブすぎる!ホワイトハウスは、日本と中東を秤にかけ(大統領はやけに親日的で英雄的に描かれているけど)「わかりきっているでしょう!」と断言(当然、優先されるのは中東の石油)。確かに当時で「これ」は物議醸し出しそうだな、というのはありますね。「好戦的」というよりは、「フィクションとして直接的すぎる」んですよ。これ以降「このテの作品が生まれていない」のはわかります。今見ても充分問題作!ただ、観ておいて良かったな。政治とは切り離した感覚で「見どころ満載」だもん。
● そういえば、中野界隈は桜も満開。おそらく近所の神社の境内とかはテキ屋の屋台とかが出て、人でごったがえしてるんだろうな。夜の冷え込みから、夜桜見物とはいかないだろうけど、昭和の「花見の場所取り」みたいなものって、今もやってるんだろうか。
● 昼食に出けた以外は、急遽出演が決まった阿佐ヶ谷ロフトのイベントに向けて喋ることの整理をしていました。イベント出演も、そういや久しぶりだ!というわけで、4/10(水)夜開催の阿佐ヶ谷ロフトAのイベント「緊急開催! オタク大賞緊急番外編・鳥山明フォーエバー」に出演しますので、お時間ある方はぜひ!ライブ配信もあるよ!