● 昼に、先週末の原稿を仕上げたので入稿。これで明日までは脇道それた作業に時間が使える!なんとかなるでしょ!
● 作業の合間に観た「水星の魔女」。イノセントな主人公が気の毒な境遇に陥っていく作劇が極まって「あ、ここが『底』か!」というところまで来ましたね。想像よりも長かった〜!ドラマ的にはここからは気持ちを上げていく展開になるんだろうとは思いますが、もう「モビルスーツでの戦いで男の子を喜ばせるバトルロボットアニメ」ではなくなりましたね。ただ、ここまでの流れがどうしても「楽しめず」にいた自分とは相反して、アニメファンはかなり肯定的に受け止めていたっぽいのが実は結構ショックでした。オレ、わりと今っぽい作りのアニメに対して柔軟なつもりでいたんだけど、今回ばかりは「面白さ」のチャンネルが合わなかったよ。タイトルに「ガンダム」って入ってたから余計にそう思ったのかな。
● ちなみに「主人公が事態を理解できない環境」をどう作るか?はストーリーライティングの手腕、ということになってくると思うんですが「キャラクターがちゃんと説明しないから」で済ましてしまうケースに出会うと「またか」と思って萎えてしまうんですよ。「バシュタールの惨劇」再びですよ!「秘密の開示」の順番こそ「面白さ」のキモだと思うんだけどなあ……。そこはうまくやって視聴者を騙してよ!と思います。(「水星の魔女」の場合は主人公が「おかしな洗脳状態だったから」という構造になってるのがオレにはよりキツかった)
● それが仮面ライダーとかだと、先を決めずに大仰なテーマを語ってしまうところから始める、という作り方の問題から、その展開がさらに酷いんですよ。思わせぶりなことばかり語って不安を煽っておきながら蓋を開けてみたら「なに、その程度のこと?」って展開が毎年ある!今年もいよいよ、そのモードに入ってきてますけど、あれはなんとかならないものですかね……って思ってたら……今週のキングオージャーは、あっけらかんと「秘密の開示」を茶化していてびっくりしました。「それを先に話せよ!」って言って物語を推進させてた。「あれ?もしかしたら今年のスタッフなかなかやりおるのでは?」って思っちゃいました。これ……過信かなあ。
● 怪獣オーナメントでおなじみのCASTさんの「特撮大百科」再販に「1954ゴジラ雛形」が来てましたね。この商品のすごいのは、粘土造型のミニチュアであることにこだわって、ダンボールっぽい土台と、粘土ベラなんかがモールドされてて「プロップ再現」のその先に行っちゃってるところ。面白いなあ!そこまでこだわってもあくまでオーナメントなところも!バンダイもムービーモンスターでひな形(こちらはVer1のウロコの方)を商品化するみたいで、一気に「雛形ブーム」だ!
◤GODZILLA THE ART◢
本企画の限定販売フィギュアとして、「ムービーモンスターシリーズ ゴジラ(1954)雛形」を発売!
初代ゴジラ雛形はゴジラの造形を検討するため作られたまさにゴジラの原点ともいえる姿です。
詳しい販売方法などは後日発表致します。 pic.twitter.com/h9JOrndSFZ— ゴジラ (@godzilla_jp) April 20, 2023
● こっちはこっちで、雛形のレプリカじゃなくて、レトロソフビに振ってるところが不思議な商品です。
● 夕飯は高田馬場まで出て久しぶりに「とりめし(白果鶏飯)」
● やっぱり美味いよ!秀山!